不純なはちみつ

１００％蜂蜜の「純粋はちみつ」のうち，実は約２割程度の商品に人工甘味料などが加えられていることが判明しました。また，業界団体の「全国はちみつ公正取引協議会」は，この事実を尻ながら，警告や再調査，公正取引委員会の報告などを怠っていたことも判明しました。

「純粋はちみつ」に糖分混入　公取協は調査結果報告せず(朝日新聞) - goo ニュース

業界全体の信用問題に

このような偽装問題，またかよ，って感じですね。しかし，このニュースで一番腹立っているのは，「まじめなハチミツ業者」ではないでしょうか。なにしろ，これによりはちみつ自体に対する消費者の信頼が薄らいでしまい，まじめに作られた純粋はちみつに対しても，「これもなんか混ざっているのでは」と思われてしまうからです。
とにかく，いつものことですが，不祥事は隠せる時代ではなくなりました。隠せば隠すほど傷口が大きくなってしまいます。したがって，このような不祥事を把握したら，直ちに何らかの措置を講じ，業界全体に対する影響を最小限にする必要があるといえるでしょう。
また，今回混ぜものを使った業者ですが，コストダウンのためと弁解している業者もしました。しかし，それならば最初から「純粋」を謳わなければよいだけの話ではないでしょうか。事実そのようなはちみつだってかなり売ってます。
このような弁明をしているということは，結局の所「コストダウンして自分の会社が儲けるためには，消費者騙せばいい。純粋って書けばきっと売れるし。」という発想しかなかったということになるのではないでしょうか。
このような行為は，自分の会社の売り上げ，そして業界全体に対する影響があることをもっと自覚するべきでしょう。
ほんとうに，いい加減このような偽装問題は止めてほしいものですね。

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