あれは,あれで良いのかなPART2

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和光市長選挙は5月17日投票日です

2009年05月15日 00時35分01秒 | 統一地方選挙
いつもブログでお世話になっているtakeyanさまが,和光市長選挙に出馬しました。
ただし,公職選挙法の趣旨に鑑み,特定候補者の応援をしないような記事にしたいと思います。

和光市民の皆様,是非,選挙に行きましょう。

立候補者は届出順に次のとおりです。
野木実氏(67)市長(連合埼玉推薦)
松本武洋氏(40)元市議・フリー編集者(無所属)
柳下長治氏(58)元市議・会社役員(無所属)


投票は17日で即日開票です。和光市の将来を決める大切な一票です。しがらみで考えるのではなく,政策をしっかりと吟味し,どの候補者が市長としてふさわしいか,街の将来を考えているのかという視点で必ず投票に行ってください。

和光市では,市長選挙は久しぶりとのことで,注目度は高まっています。一方で,前回の市議会議員選挙では投票率が40%台と低迷しています。
しかし,和光市では,企業城下町でいわゆる不交付団体という財政的に安定していたと思われながら,ここ数年の不景気で企業税収も激減し,財政的に厳しくなってきました。また,いろいろな公共事業により街の借金も増加しており,さらにもし主力企業がこの不景気に鑑みて撤退するなどしたら,現状では財政基盤を失うことになり,一気に夕張市のようにもなりかねません。そして,企業撤退は,決して夢物語ではなく,この景気状態を鑑みると,想定しておくべきことなのです。
「和光市は金持ち」っていうことはもはや過去の幻想です。その点も踏まえて候補者を選ぶとよいでしょう。
投票に際しては,インフラ整備を重視するべきか,財政再建を重視するべきか,計画的大開発を重視するべきか,福祉政策を重視するべきか,市政の透明性と市民参加を重視するべきか,教育改革を重視するべきか,そこは市民の皆様の考え方次第です。

ただ,あくまでも一般論ですが,近年の市町村合併のメリットとして,「街の膿出し」という副次的効果が出ているようです。これは,今までなあなあで行っていた行政や,あいまいだった行政と企業との関係が,合併により首長が変わったことなどからすべて断ち切られたことにより,蜜月関係だった企業が一気に倒産または倒産の危機に瀕したり,首長や議員などが贈収賄罪などで逮捕されはじめたということです(もちろん,裏街道もあるのですが・・まあそこはおいおい。)。
国政もそうですが,権力者の長期政権は弊害がつきものです。政権を定期的に交代するということには,こうした膿出し効果も期待できるのです。もちろん,長期政権の場合でも,しっかりとしたチェック機能があれば,自発的な膿出しは期待できますので,長期政権が即座に悪いとまでは言いません。ただ,チェックするための体制がしっかりしていないと,下手すると,かつてのフランス革命直前の裁判所のごとく「チェック機関が御用機関」になりかねません。
こうした全国的な市町村事情も踏まえておくとよいかもしれません。

とにかく,和光市の方々,17日には投票に行きましょう。部外者の私が言えることは,「投票率をせめて60%台まではあげてほしい」ということだけです。

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