お盆ということで週末は実家にちょっとだけ戻りました。その近く,熊谷市では,例年8月第2土曜日に花火大会が行われることになっています。今年も8月12日の土曜日に花火大会が開催予定でしたが,日中に激しい夕立があったこと,また気象台の予報では,夕方から夜にかけて夕立が予想されるということから,早々に順延を決定しました。ところが,夕方以降天気は悪くなることがなかったことから「花火できたはずじゃないか」などの苦情や問い合わせが3000件以上殺到し,熊谷市長も平謝りだったようです。
(地方紙なのでリンク先ニュースがありません)
もし強行して予報どおり雷が来てだれか怪我したらどうするの?
結論から言うと,私は熊谷市の決断は正しかったと思います。それは,「見物客と花火スタッフの安全第一」を最優先に考えたといえるからです。
熊谷の花火大会は,河川敷に花火を設置します。また,周辺は河川敷であるため,広い空き地状態になっています。
とすると,予報どおり激しい夕立があった場合(特に雷雨を伴う場合),河川敷の急激な増水,雨宿り場所がないことに伴う見物客の混乱の発生,落雷の可能性など様々な問題が想定されます。そして,天気予報は完璧ではないものの,気象庁の予報であればそのような天候になる可能性が高かったといえます。
とすれば,安全性を十分に配慮するというのが,花火主催者として当然の責務であったといえるでしょう。
もちろん,花火を楽しみにしていた人や,花火客を見込んで様々な売り物を仕込んだ人たちにとっては,楽しみが奪われ,または結構な損害が発生したかもしれず,それ故苦情のひとつも言いたくなる気持ちは分からないこともありません。しかし,そこでけが人が,または死者が発生したら果たしてどうでしょうか。そもそも,来年以降花火大会自体なくなる可能性すらあります。
見物客としては,ここは,昨今の状況も踏まえ,「安全第一」の選択をまず評価するべきでしょう。
ちなみに,今日13日は予定どおり開催されたようです。残念ながら,私は今年も熊谷の花火大会は見ることができませんでしたが,さいたま市内の花火大会を偶然見ることができました。ここもたまたま順延だったようです。
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http://135246.moe-nifty.com/katuro/2006/08/post_1894.html
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結論から言うと,私は熊谷市の決断は正しかったと思います。それは,「見物客と花火スタッフの安全第一」を最優先に考えたといえるからです。
熊谷の花火大会は,河川敷に花火を設置します。また,周辺は河川敷であるため,広い空き地状態になっています。
とすると,予報どおり激しい夕立があった場合(特に雷雨を伴う場合),河川敷の急激な増水,雨宿り場所がないことに伴う見物客の混乱の発生,落雷の可能性など様々な問題が想定されます。そして,天気予報は完璧ではないものの,気象庁の予報であればそのような天候になる可能性が高かったといえます。
とすれば,安全性を十分に配慮するというのが,花火主催者として当然の責務であったといえるでしょう。
もちろん,花火を楽しみにしていた人や,花火客を見込んで様々な売り物を仕込んだ人たちにとっては,楽しみが奪われ,または結構な損害が発生したかもしれず,それ故苦情のひとつも言いたくなる気持ちは分からないこともありません。しかし,そこでけが人が,または死者が発生したら果たしてどうでしょうか。そもそも,来年以降花火大会自体なくなる可能性すらあります。
見物客としては,ここは,昨今の状況も踏まえ,「安全第一」の選択をまず評価するべきでしょう。
ちなみに,今日13日は予定どおり開催されたようです。残念ながら,私は今年も熊谷の花火大会は見ることができませんでしたが,さいたま市内の花火大会を偶然見ることができました。ここもたまたま順延だったようです。
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それで叱られるのは織り込んでおくということで。
雷が多い地域ですし。
なにやってんだってことになるんでしょう?
キレるのもよく考えてキレて欲しいものです。
ここ数日,やたら落雷が激しいですね。
雷で順延したらしたで切れる民衆。
実行して落雷したら損害賠償を求める民衆。
人というのはなんでこう責任をなすりつけたがる生き物なんでしょうかねえ。
テルテル坊主を作ったんですが、大荒れの雷雨・・・電車が止まったりで、開催者の判断は正しかったようです。
公務員など公共的な機関の人は、何をやったって文句を言われる、因果な職業です。
去年の福知山事故直後の鉄道会社に対する声良い例(悪い例?)。
事故後しばらくはうわごとのように「安全安全」って言ってたのに、
今年に入って起きたゆりかもめ事故、首都圏JRの工事ミスなどでは
「復旧が遅いんじゃボケェ」と文句を言う。
公務員に倫理・理性を求める人たちの
倫理・理性も大したことはない。
それだけのことでしょう。
簡単に言えば「ご都合主義」ってことになるんでしょうね。
実際現場に居合わせるとおいらもそうなってしまうのかもしれませんが…。
この時期は,夕立による「ドタキャン」さえもある程度想定しなければなりません。
見る方も,それを踏まえておくくらいの余裕があった方がいいでしょうね。
特に熊谷の場合は,ほぼ毎日雷ありますからねえ。
事故があってからでは遅すぎます。
ってみんな思うはずなんですが,こういうときは「なんでやらないんだよー」っていう声が主流になってしまうのです。
しかも,それを新聞に載せちゃう新聞社も新聞社だなあ,と思いますね。幸い,わずかな新聞社しかその記事は扱わなかったみたいですが。
誰もきれない選択肢は,「花火大会強行して事故も起こらず」というものなのでしょうが,そんなリスク大きな大会,主催したくないですよね。
安全に花火を見たいなら,主催者に従うという姿勢も大事なのかもしれませんね。
東京湾も順延だったのですね。まあ,直前まで山手線も止まっていたことですし,これはこれで当然の選択肢だったと思います。
人間が自然に逆らうと,ろくな目にありません。
でも,翌日はテルテル坊主の効果があったみたいで,よかったですね
結局人間なんてすべてのことを自分の都合の良いように考えてしまいがちなわけですよね。
「パロマは何やっている」とか「ヒューザーはどうした」などと叫んでいた人は,「なぜ花火中止した」なんて言うはずがない,とは思うのですが,そうでもないのが実際のところなのかもしれません。