あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

墨絵を写真という自民党,CGを写真という民主党

2010年06月21日 22時01分02秒 | 政治・選挙
各党マニフェストを発表しました。民主党は,消費税増税について,自民党の10%を参考にすると増税を示唆する公約を発表しました。

消費増税「早くて2、3年後」=菅首相(時事通信) - goo ニュース

与党ボケが治らない自民党,野党ボケが治らない民主党

民主党のマニフェストについては,先の衆院選の内容を大きく修正しており,多少現実路線となりました。しかし,それでも,財源的裏付けはあいまいですし,いつごろやるかというスケジュールもあいまいなままとなっています。
結局,「まだまだ夢物語」っていう内容になっています。
一方,自民党のマニフェストは,財源的裏付けなどはある程度しっかりしているものの,「昭和の公約」のような要素が色濃く残っています。全体の表現は抽象的ですし,結局公共事業中心の経済政策となっており,業界団体を意識した内容は拭い去れません。
いうなれば,民主党のマニフェストは,前回の衆議院議員選挙同様,「夢物語」が色濃く残っており,もっと言うと,CGの映像を見せて「これが今のリアルな日本の写真です」と言っているような内容といえます。
一方,自民党のマニフェストは,「あいまい」な表現が多く,言ってしまえば,墨絵を見せて「これが今のリアルな日本の写真です」と言っているような内容といえます。
ま,どっちもどっち,というところでしょう。

ただ,今回,急に出てきたキーワードが「消費税引き上げ」です。正直,過去,増税を公約として勝った政党はほとんどありません。したがって,民主党は良く言えば「正直」,悪く言えば「無鉄砲」なプランを示したといえます。
ただ,消費税増税は,自民党も公約で掲げているため,むしろ「どっちにしろ増税」みたいなプランを示したと言えます。消費税増税の功罪は別の機会に述べますが,菅民主党の戦略は,「自民党支持者の取り込み」により,自民党に流れそうな票を奪い返そうという選挙プランだと思われます。
当然,増税反対の庶民票が流出しますが,ここは影の小沢戦略をしっかり引き継いでいます。すなわち,「そんな庶民は,投票に来ないから,結果問題ない。」とたかをくくっているのです。自民党も,浮動票の掘り起こしに躍起になっているとはとても思えませんので,このままでは,両党の思うつぼです。
自民党も民主党も消費税増税といえば,嫌気をさした有権者が,「しかもほかの小党も微妙だし」とか「うちの選挙区は自民と民主だけだし」みたいな感じで,投票に行かなくなる,そうすると,組織選挙になるので,自民党と民主党で組織票の奪い合いさいすればどっちかが勝てる,っていう姑息な戦略でしょう。

何度も言いますが,こういう時だからこそ,絶対に選挙に行かなければなりません。自民,民主支持派も反対派も,それぞれの思いを選挙で投じるべきです。こんな姑息な戦略に乗ってはいけません。
消費税増税の花火は,ある意味では,「今後,有権者が奴隷になるか否か」を調査するためのものと言えるかもしれません。奴隷になりたい人は,選挙を棄権しましょう!
参議院議員選挙は,実は衆議院以上に投票の選択肢は多いのです。奴隷になることだけは断固避けましょう!

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
blogram投票ボタン



TB先一覧
http://blog.goo.ne.jp/arusuran2010/e/49a69bb26abdaa7b3fdc6769dde6b856

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6月20日(日)のつぶやき | トップ | 6月21日(月)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
梅。さま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2010-06-23 23:28:19
こんばんは。
いわゆる「御用コメンテーター」の方々の問題ですよね。民主党攻撃に躍起になっていて,滑稽に映ります。
一方,野球賭博ですが,実は,マスコミ業界内でもかなり浸透しているようで,相撲協会より外に広がらないよう,逆に相撲協会に押しつけてごまかそうっていう魂胆ではないかとの説が出始めています。
ま,テレビはあまり信じてはいけない,ってことですね。
返信する
Unknown (梅。)
2010-06-23 21:21:24
先日の「太田総理」で上杉隆氏が言っていたように、自民党政権時代に官房機密費からの「おみやげ」をもらっていた「政治評論家」が今でもかなりの人数がテレビなどで偉そうな事を言っているのは大問題なんですが、相撲界の賭博問題で吹っ飛びましたね。
 と言うより、テレビなどは官房機密費問題はうやむやにしてしまいたいんでしょうか?
 などと思う今日この頃。
返信する
ともっちさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2010-06-23 00:07:51
こんばんは。
今のように民意が割れることがあるからこそ,第2院の存在意義があるといえるでしょう。
民主党を支持する人も,民主党政権を否とする人も,ここでしっかりと自分の意思を選挙で表明することが大切なのです。
マスコミは,どちらかというと面白おかしくあおってくることが多いので,そうした情報に左右されることなく,きちんと自分の考えをまとめて一票を投じてほしいなと思います。
もちろん,私も,いろんな視点から候補者を選びたいと思います。
返信する
こういうときに (ともっち)
2010-06-22 22:21:47
参議院不要論を唱える輩がいますが、選挙制度から見ても多様な民意を反映できるものになっていることは明らかです。
また、基本的に現政権は衆議院で再可決はしないはずでしょうから(数知りません。)参議院で法案が審議され可決されない限り法律とはならないはず。
従って、参議院選挙は極めて重要な選挙。ねじれ国会で悩んだ自民党政権下を思えば容易に想像できます。きちんと、自分の意思をマスコミに踊らされることなく表明したいものです。
返信する

コメントを投稿

政治・選挙」カテゴリの最新記事