あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

ファンタスティック!辻井さんが日本人初の米ピアノコンクール優勝\(^^@)/

2009年06月09日 01時48分53秒 | 文化・芸術
米テキサス州フォートワースで開かれた第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクールで7日,全盲の辻井伸行さんが日本人として初めて優勝しました。

全盲の辻井さんが優勝=米ピアノコンクール、日本人初(時事通信) - goo ニュース

二重の意味ですばらしい

暗いニュースが多い中,昨日のワールドカップに続き,このニュースは非常に喜ばしいというか,日本に活気を与える素敵なニュースだと思います。
そもそも,日本人として初めて優勝したこと自体,本当にすばらしいことだと思います。ものすごい努力があったからこそ,優勝を勝ち取ったのだと思います。
ただ,それだけでなく,辻井さんは全盲というハンディを負いながら優勝したという点は,絶賛に値します。
ピアノの鍵盤が見えず,音符も見えない状態において,ピアノを演奏するというのは,私の想像では不可能の領域に属します。私なんて,普通に見えても,「ねこふんじゃった」くらいしか弾けませんし,他に楽器と言えば,せいぜいウクレレ程度です(しかも,これも3,4コードしか覚えていない・・。)。
しかし,辻井さんはそれをもろともせずに華麗なる演奏をし,のみならず国際大会に出場し,さらに優勝までしてしまいました。本当にすばらしい以外に言葉が見つかりません。

辻井さんの快挙を「天才」の一言で片づけてしまうのは簡単なことかもしれませんが,それは逆に失礼に当たるでしょう。
実際は「単なる天才ではなく,相当な努力を伴った結果である」と思います。そして,その努力は,ハンディがある場合,普通の人以上のことをやらなければなりません。それを辻井さんはやってのけたと言えるでしょう。

今回の優勝を受けて,辻井さんは「あくまでも通過点」として,今後より一層精進したいとコメントを述べていました。このどん欲さ,ひたむきさが何事にも大切なんだろうなあと思います。私も,辻井さんの100分の1でもよいから,ひたむきに努力するということをやらなければなあ,と思わずに入られません。

改めて,本当におめでとうございます。そして,日本に感動と希望を与えてくれて,本当にありがとうございます。

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岡田ジャパンがやりました\(^^@)/南アフリカ一番乗り!

2009年06月07日 01時26分59秒 | スポーツ全般
サッカーワールドカップアジア最終予選で,日本はウズベキスタン相手に1対0で勝利し,ワールドカップ出場一番乗りを果たしました。

サッカー日本代表、W杯一番乗り…4大会連続4度目(読売新聞) - goo ニュース

課題は多いが,貴重な勝ち

まずは4大会連続出場に心からお祝い申し上げます。選手のみなさんは本当によく頑張りました。本当におめでとうございます。
とはいえ,多くの選手の方が言ってましたが,参加することに意義があるのではなく,少なくともベスト4に残ることを目標にしているということでしたので,これから1年,弱点を補強しながら目標を達成できるよう,引き続き頑張ってほしいと思います。

ところで,今日の試合ですが,試合展開それ自体は決して褒められるような内容ではありませんでした。特に,後半は,ほとんど防戦一方で,楢崎選手のファインセーブがなければ危なかった場面も見受けられるなど,「押されっぱなし」状態でした。
その理由は,アウェイの雰囲気に飲まれたことや審判の意味不明なジャッジ(いくらなんでもシミュレーションをほとんど見抜けないというのは痛い。もちろん,日本も一部救われた所がありますが,やったもん勝ちのジャッジはちょいとひどすぎ。最後のレッドも重大な得点チャンスを故意に阻止した程ではなくせいぜいイエロー止まりのはず。なんで?)っていう点もありますが,それを割り引いて考えたとしても,「高さに勝てない」点と「中段がフリーすぎる」という点は,世界を視野に戦うのであれば,今後補強していくべき点でしょう。決定力不足については今さらながらではありますが,真ん中の動きをもう少し改めないと,あっさりボールが前線に持ってこられてしまい,ディフェンダーが対応できないっていうことになります。
とはいえ,悪条件が重なった中でも勝ち点をゲットできたということは大きいです。実際,ワールドカップでは,基本的にアウェーですし,審判もいろいろな国から集まりますから,もっと悪条件が重なることもあり得ます。悪条件でも勝てるというのは,かなりの自信になることでしょう。

もっとも,岡田監督も当然,もっと深く問題点を把握しており,その対応策を考えているでしょうから,今後,その点を踏まえた強化練習や代表選出を検討していくことと思います。
1年後が楽しみです。

頑張れ,岡田ジャパン!!

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GM経営破綻へ,問題はアメリカの国策にもあるかも

2009年06月01日 19時10分42秒 | 経済全般
クライスラーに引き続き,今度がGMが破産法を申請し,日本でいうところの民事再生法が適用されることになりました。これにより,今後概ね90日間程度で経営合理化策や債権計画などをたて,経営の再建を図ります。
現在のところ,複数の工場閉鎖と従業員の解雇,会社の分社化,経営支援などを検討しているとのことです。

GMが6月1日に破産法適用申請、米政府が株式60%取得へ(トムソンロイター) - goo ニュース

売れる車,そして買いたくなる車を作らなければ再建は困難

アメリカのビッグスリーの低迷は,あたかもリーマンショックを機に一気に発生したと思われがちですが,実は,それよりも遙か以前から「世界の車市場からは大きく後退」していました。日本車の台頭とドイツ等を中心とする欧州車の躍進によるものです。
ただ,もっというそ,そもそもアメ車は,「でかい」,「燃費悪い」,「運転しにくい」,「乗り心地悪い」など,見てくれとパワー以外には自慢できるようなものはあまりありませんでした(っていうと,所ジョージさんに怒られそうですが・・。)。
したがって,世界的にはもちろんのこと,アメリカ国内でもトヨタ車など日本車が売れたのです。
ところが,アメリカ政府は,それをビッグスリーの経営方針や市場調査の甘さのせいにせず,逆に「日本が売りすぎる,けしからん」ということで,過度の保護主義で輸入制限をかけ,日本車は現地法人化しないとほとんど売れないような状態にして,どうにかビッグスリーの売り上げを維持しようとしました。
しかし,売れないもの,ほしがらないものをいくら保護しても,やはり市場の食指は動きません。ビッグスリーはそのことに気がついたのかどうかは分かりませんが,特に大きな方針を変えることなく,「とにかくでかい車作り」を続けてきました(厳密には,フォードは日本のマツダなどと業務提携することで,その国にあった車作りを考えてきました。それゆえ,今回唯一破産の危機まで陥らなかったと言えるでしょう。)
結果,気がつけば,「保護されても売れない」,「しかも国内でも売れない」っていうことになってしまい,累積赤字が拡大したのです。
いわば,今回の破綻は,経営陣の自業自得だけではなく,アメリカ政府としても自業自得だったわけです。過度の保護主義も,結局は市場原理には勝てないという良い見本を示したと言えるでしょう。

さて,今後どうなるでしょうか。クライスラーは既にフィアットとの資本提携をするなどして,間もなく経営再建をします。GMもおそらく9月末頃までには経営再建をするものと思われます。
ただ,ここで考えるべきことは,「世界的に売れる車は何か」というごく基本的な経営戦略の構築といえます。いくらスリム化したとしても,今までどおりの発想では,あっという間に赤字になり,こんどこそ完全な倒産になりかねません。この辺りを新経営陣はどうカジを切るのか,注目です。
また,アメリカ政府も,保護主義を見直さなければ,他の国での売り上げは望めません。アメリカお得意の押し売り政策が有効なのは,せいぜい日本とフィリピンくらいです。大市場である中国,ロシア,ヨーロッパでは,押し売り政策は通用しません。こうした大市場がほしがる車を開発させること,それがアメリカ政府が行うべき政策といえるでしょう。

しかし,一方で恐いこともあります。もし,ビッグスリーが経営再建し,前述のような「世界がほしがる車」を作り出してしまったら,今度はトヨタやホンダなどの日本車メーカーがピンチになります。ただでさせ減少傾向だったアメリカ国内での売り上げが一気に減ってしまうからです。
そうなると,今度は「日本のビッグファイブ」が破綻することになりかねません。
日本の自動車メーカーも,政治献金などで政治家対策を図るだけではなく,「売れる車開発」に全力を注ぐべきでしょう。ハイブリッド車などは,まだまだ日本優位ですから,この量産型がもっと出回れば,日本のメーカーも息を吹き返すチャンスがあります。
そう考えると,今回のGM破綻,日本の各メーカーに取っても決して他人事ではないといえるでしょう。

来年くらいが,一つの山になりそうですね。

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