あきらめなければ、なんくるないさ~

焦らず、慌てず、あきらめないで、ひとつずつ、ひとつずつ・・・

勝手だけど、そっかぁ・・・

2008-07-22 23:20:44 | iTストーリー
CRITICAL(クリティカル)と呼ばれるシステムを担当したことがある。
簡単に言うとCRITICALとは「危機をはらんだ」とか「重要な」などを意味する
言葉です。
24時間365日稼動し続ける必要があり障害や誤作動などが許されないことである。
金融系や航空業などのコンピュータシステムが有名です。
要するに障害になった時にニュースなどで騒がれるシステムです。

機器構成は多重化されるのが一般でひとつやふたつの障害ではへこたれない?
ようにシステム停止に至らないように設計されている。

ひとたび不具合が発生すると夜中でも早朝でもスパイダーマンのようにビル間を
飛んで?対応に向かったものでした。

消防隊員のように・・・と言えばわかりやすいでしょうか?
消防が理解されてシステム障害対応が理解されないのも悲しいですが・・・

しかしながら、どんなに多重化しても、停止させないように設計しても・・・
多重構成にできない部分やデーターベースの構成変更や基盤の根幹部分の
バージョンアップなど停止させざるを得ない場合もあります。

予期せぬ障害で停止ではなく、バージョンアップやシステム更新などのために
計画的にシステムを停止する場合は、事前に停止するための日程調整等が発生
します。

しかし、たとえ深夜の30分間であっても停止許可が取れない場合があります。
停止した場合の業務への影響を考えると停止許可は出せないとの事。
過去に障害で1時間停止した時は、それなりに業務対応されました。
今回の30分停止でも協力してくれても・・・と思った事がありました。

そんな時にひと事・・・言われました。

電車を考えてごらん・・・
事故等で1日止まってしまったら、皆あきらめるけど・・・
事前に1日止まりますとアナウンスされても世間からブーイングの嵐となり
まず許されない。

人間って勝手だなぁ~と思いながら、そっかぁ・・・と思った。
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シンプル イズ ベスト

2008-07-22 01:48:13 | iTストーリー
IT(Information Technology )と言う言葉が社会に浸透?して
どれくらい経つのだろう?

日本ではインターネットが普及してきた2000年頃からだろうか?
某M官僚が "イット" と発言した事が日本での普及の始まりなんて説もある。

私はこの業界に長いけど、コンピュータと言うべきかITと言うべきか迷う事が良くある。
情報を駆使する方法がITであって、お客さんの業務をPCやサーバで実現するのは
コンピュータだろう・・・なんて考える。


何れにせよコンピュータを動かす為には、プログラミングと言う作業が必要になる。
コンピュータに分る言葉で手順を記述すること?・・・
最近では、Javaとかが有名な言語ですね?

このプログラミングをする人のことをプログラマーなんて呼びますが、熟練して
くると効率よく?簡単に作ろうとして難しく考えたり、技?を忍ばせることがある。

設計書などが一切無く、そのプログラムを解析するしか方法がない場合は、
ぶつぶつ独り言を言いながらプログラムとにらめっこする事になる。


プログラムは作ったら終わりではなく、その後何年も動き使われるのです。
難しいプログラムは保守性が悪くなり、対応が遅れたり、修正にお金がかかったり
するものです。
誰が見ても分りやすいものを作ると言う、当たり前のようで意外と実現されて
いないことを意識すべきと私は思います。

新人の頃に『シンプル イズ ベスト』と教えられたことがあります。
文章にしろ、プログラムにしろ10年後に自分が見て分るものを作れと言われました。
10年後に本人が見て分らないものを他人が見て分るか!と言われた事を思い出します。

作って終わりではなく、その後も使われること、それを直す人がいる事を意識
する事が効率的なのだと思います。

技術の世界でも人のことを考える思いやりがあってこそ、真の技術者と言え、
それが業績へ繋がって行くのかな?

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