誕生日にいただいた百合の花束、だいぶ経ったのに活け直したらまだ可愛い( *´艸`)
お花って素敵ですね。
書くのは遅くなったのだけど、実は先週とても嬉しいことがありました。
“嬉しい”って言葉ではとても語り尽くせないのだけど、語彙力もその拙さを補う文章力もないので、そこは自分の中で噛み締めます。
”鶴の恩返し”ご存じ?
小さい頃に一度は聞いたことがあるでしょう?
矢を受けて傷ついた鶴を助けた若者の所に、色白の美しい女性がやってきて
「私を女房にしてください」
って言うんですね。
独り者だった若者は、美味しい食事と気遣いに喜びます。
しかし若者の家は貧しくて、ある日女房は機織りをするから準備してくれと頼みます。
できた機織物は光輝く素晴らしい出来で、たいそう高く売れました。
その後も女房は機を織り続け次第に痩せこけていきます。
そして生活は豊かになったものの若者には疑問があったのです。
女房は機が仕上がるまでふすまを開けないでくれと言うことです。
そしてついに開けてしまうと、そこには自分の羽根を抜いて機に織り込む鶴がいました。
本当の姿を見られた鶴は帰っていきます。
こんな話でした。
鶴は自分が痩せて弱っていけども、若者のためになれることが嬉しくて機を織り続けます。
いい具合に覗かれて命拾いしたかもしれませんね。
この鶴の気持ちよく分かるんです。
誰かのために力になれる、自分がいることに意味があると言うのは何とも心をくすぐられると言うか、生きる喜びをもらえるものです。
しかしそこには代償があるんですね。
鶴の場合翔ぶための羽根を失う。
私の場合お客さんが、特別に可愛がっていた人がそばからいなくなる。
ってことでした。
前置きが長くて何のことか分からないでしょうね…
要は、十月祭で出会って、お互い通っていたカップルが、結婚して、子供ができて、ビール飲めなくて、来れなくなって。
友達ではないからこちらからは連絡することもなく
たくさんの人と音信不通になります。
時にお客さんから彼らの動向を聞いたりしても、元気にやっていて嬉しいような“他所で飲んでるんだ”と言う虚しいような…
そしてもう会えないかと諦めていた二年後の夜。
赤ちゃん連れて会いに来てくれました。
そしてたくさん飲んで、また来ると言う証の“回数券”買ってくれました。
9年と少し、たくさんのカップルを送り出して、初めて帰ってきた一組目です。
無償の愛でいい、見返りは要らないなんて思ってはいても、時に“私何やってんだろう?”って思うんです。
私の店がなければ、私がいなければ、深く介入しなければ有り得なかったその関係。
だけどあんなことしなきゃよかったって思ってしまうんです。
偽善者です。
結局私に何が残った?いやあれでよかったんだ!って自問自答するんです。
壊れそうになるんです。
そんなモヤモヤしたものが少し晴れたのかその夜でした。
ありがとう!
赤ちゃんの成長また見せに来てね!
また飲もうね!
お花って素敵ですね。
書くのは遅くなったのだけど、実は先週とても嬉しいことがありました。
“嬉しい”って言葉ではとても語り尽くせないのだけど、語彙力もその拙さを補う文章力もないので、そこは自分の中で噛み締めます。
”鶴の恩返し”ご存じ?
小さい頃に一度は聞いたことがあるでしょう?
矢を受けて傷ついた鶴を助けた若者の所に、色白の美しい女性がやってきて
「私を女房にしてください」
って言うんですね。
独り者だった若者は、美味しい食事と気遣いに喜びます。
しかし若者の家は貧しくて、ある日女房は機織りをするから準備してくれと頼みます。
できた機織物は光輝く素晴らしい出来で、たいそう高く売れました。
その後も女房は機を織り続け次第に痩せこけていきます。
そして生活は豊かになったものの若者には疑問があったのです。
女房は機が仕上がるまでふすまを開けないでくれと言うことです。
そしてついに開けてしまうと、そこには自分の羽根を抜いて機に織り込む鶴がいました。
本当の姿を見られた鶴は帰っていきます。
こんな話でした。
鶴は自分が痩せて弱っていけども、若者のためになれることが嬉しくて機を織り続けます。
いい具合に覗かれて命拾いしたかもしれませんね。
この鶴の気持ちよく分かるんです。
誰かのために力になれる、自分がいることに意味があると言うのは何とも心をくすぐられると言うか、生きる喜びをもらえるものです。
しかしそこには代償があるんですね。
鶴の場合翔ぶための羽根を失う。
私の場合お客さんが、特別に可愛がっていた人がそばからいなくなる。
ってことでした。
前置きが長くて何のことか分からないでしょうね…
要は、十月祭で出会って、お互い通っていたカップルが、結婚して、子供ができて、ビール飲めなくて、来れなくなって。
友達ではないからこちらからは連絡することもなく
たくさんの人と音信不通になります。
時にお客さんから彼らの動向を聞いたりしても、元気にやっていて嬉しいような“他所で飲んでるんだ”と言う虚しいような…
そしてもう会えないかと諦めていた二年後の夜。
赤ちゃん連れて会いに来てくれました。
そしてたくさん飲んで、また来ると言う証の“回数券”買ってくれました。
9年と少し、たくさんのカップルを送り出して、初めて帰ってきた一組目です。
無償の愛でいい、見返りは要らないなんて思ってはいても、時に“私何やってんだろう?”って思うんです。
私の店がなければ、私がいなければ、深く介入しなければ有り得なかったその関係。
だけどあんなことしなきゃよかったって思ってしまうんです。
偽善者です。
結局私に何が残った?いやあれでよかったんだ!って自問自答するんです。
壊れそうになるんです。
そんなモヤモヤしたものが少し晴れたのかその夜でした。
ありがとう!
赤ちゃんの成長また見せに来てね!
また飲もうね!