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函館から横浜へ 海の日

2019-07-10 15:05:53 | ◇ 行事

今から140年前の明治9年、明治天皇は北海道巡行のため東京を出発し、
各地を巡りながら、青森港で巡視船「明治丸」に乗り函館を視察の後、7月20日に横浜港に戻られた。
当時はもちろん新幹線や飛行機などないですから、大変な旅だったでしょうね。



⇒武将ジャパン

東北各地を陸路で巡り、青森の聖徳公園から船で北海道函館へ渡りました。
聖徳公園には「海の記念日発祥の地」の碑があります。


出典:青森県観光情報サイト アプティネット

函館から明治天皇が横浜港に安着した日(7月20日)を記念して昭和16年に「海の記念日」が制定されました。⇒日本海事広報協会

この「海の記念日」が「海の日」となって祝日になったのが平成8年です。
当時は7月20日でしたが、平成15年にハッピーマンデーに沿って、7月の第3月曜日となったわけです。
祝日となった平成8年には記念切手も発行されていますね。


⇒公益財団法人 日本郵便協会

静岡県清水港は開港120周年


⇒清水港開港120周年

清水港全景


⇒静岡県清水港管理局

他の祝日、例えば春分の日とか敬老の日などと比べて、幾分馴染みが少ないと感じる海の日です。
歴史が浅く、ハッピーマンデーの制度で、日が固定せず第3月曜日となっている事も一因かも知れません。
そのため、明治天皇にまつわる「海の日」ですから、7月20日に固定しようとする動きもあります。
しかし、観光産業の立場から言えば、3連休は逃したくないところ。
固定化は難しいようです。(参照⇒産経ニュース

祝日の意味を大切にするか、3連休の休日を大事にするか、難しいところですね。
でも、祝日の日付は固定化したほうが、何の日か明確に分かっていいような気がします。


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