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お地蔵さん 24日が縁日

2019-08-24 14:39:48 | ◇ 行事

釈迦が亡くなったのち、弥勒菩薩が仏として出現するまで、すべての生きとし生けるもの(衆生:しゅじょう)を釈迦の教えに従い救う役割を持った仏が地蔵菩薩です。
あらゆる場所に出現しますので、寺院の中、道沿い、峠、墓地など様々なところでお地蔵さんを見かけますね。

毎月の24日はその地蔵菩薩の縁日で8月に行われる縁日が地蔵盆となります。
この行事は主に関西が中心です。

地蔵盆の主役は子供です。
子供を守るための行事だと言えますが、お祭り的な要素も多いですね。

もちろん、関西だけではありません。
長野県の玉照院の地蔵盆の様子です。


⇒寺小屋ブッダ


お地蔵さんは、正式には地蔵菩薩といいます。
菩薩は、悟りを求める人、または悟りを得た人のことで、現世におりたち、現実の社会のなかで衆生(命あるものすべて)を導き、他者に尽くすものです。
地蔵菩薩は菩薩のひとつで、幼子を救うという言い伝えから、特に子供を守る仏様となっています。
赤いよだれかけは幼子を表しています。


⇒長福寺(神奈川県)

地蔵菩薩はあらゆるところですべての生けるものを救うのですから、天から地獄まで六道のすべての世界に現れます。
六地蔵は、地獄,畜生,餓鬼,修羅,人,天のそれぞれの衆生(命あるすべてのもの)を救うことを表しています。
地蔵は一体でもこの六道の衆生を救いますが、六体を並べることで、そのことを一層明確に表しているのです。

また、お地蔵さんは大地の徳という意味で、その地域と密接に結びつきますから
いろいろなお地蔵さんがいますね。

福島県中島村の「汗かき地蔵」
何か起こりそうになると、汗をかいて知らせるそうです。


⇒福島県中島村

ひとことだけ願いを聞いてくれる「一言地蔵」


⇒護国寺ナビ

一言地蔵は、他の場所にもあります。
石川県加賀市の服部神社にあるひとことだけのお願いを叶えるという「一言地蔵」


出典:じゃらんネット

まだまだありますが、きりがないので、これぐらいで。

最後にもうひとつ。
釈迦はずっと裸足だったそうです。
その流れで、如来も菩薩も裸足なのですが、
京都鈴虫寺のお地蔵さんは「わらじを履いたお地蔵さん」で「幸福地蔵」として有名です。


⇒鈴虫寺

最後に、六地蔵

⇒富士の国 やまなし

地域に密着したお地蔵さんも、ただ通り過ぎるだけで放っておけば、ご利益は生まれませんし、心に残りません。
縁日に限らず供え物をしたり、手を合わしたりすることで身近になり一体となって、地域の守護神となっていきます。
近くにあるお地蔵さんはどうでしょうか・・・・・



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