来迎(らいごう)は、人の臨終の時に浄土を願う人に仏や菩薩が迎えに来ることです。
極楽往生への道です。
阿弥陀如来と共に、二十五の菩薩が迎えに来ます。
「阿弥陀二十五菩薩来迎図」
右下に往生を願う人が座っていますね。
この来迎に因んで、京都泉涌寺で「二十五菩薩お練供養」が10月20日に披露されます。
来迎の様子を演劇化した練供養である「万部おねり」という行事が大阪市平野区の大念佛寺で5月に催されます。
⇒大念佛寺
仮面は、菩薩を表し託していることの意味です。
⇒ぼちぼち
奈良県の當麻寺においても4月に練供養会が行われます。
⇒当麻寺
誰にでも迎えが来ることではないようです。
浄土への往生を願い、一心に念仏を唱えることで叶えられるようですが・・・・。
浄土真宗の開祖とされる親鸞は、来迎は不要だと唱えています。
死ぬ間際に往生を願うような生き方ではなく、生きている間に目的をもって生きていくことが大切であり、そうすれば臨終のときに来迎を願うような不安な気持ちにはならない、と教えています。
どう生きていくか、どう死んでいくか、簡単な問題ではありませんね・・・・
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