10月の誕生石は、オパールとトルマリン
トルマリンは焦電性(加熱すると電気を生じる)や圧電性(圧力をかけると電気が生じる)と呼ばれる性質があります。
この発見の由来は次のような話です。
”1700年の初めのころ、オランダンの宝石の研磨工場である石にだけほこりが吸い寄せられていくのを不思議に思い石を持ち込んだセイロン商人に聞いてみるとそれは「TURMAIL」(トゥルマリ」という宝石だと答えた。”
トゥラマッリ(toura-malli)はスリランカのシンハラ語で混合色の石という意味です。
当時のオランダ人はトルマリンをaschentrekker(アシェントレッカー・灰取石)と呼び、喫煙パイプから煙草の灰を引き出すのに使っていたといいます。
ほこりを吸い寄せるのは、トルマリンに静電気が生じるためで電気石( Electric Stone )と呼ばれます。
トルマリンはケイ酸塩鉱物グループの総称で、アルミニウム、鉄、マグネシウムなど成分が複雑に入り混じり、その割合に応じて実に多彩な色を有します。
鉱物の中では最も多彩な色、黒、赤、ピンク、黄、茶、黒、緑、青、紫など豊富なバリエーションがあります。
1500年代最初に緑色のトルマリンが発見された時はエメラルドと、それ以降もその鮮やかな色からルビーやサファイアなどとも混同されていました。
⇒おもいや
1980年代には、伝説の宝石ハンター”エイトル・ディマス・バルボサ(Heitor Dimas Barbosa)”によって
ブラジルで水色の「パライドトルマリン」が発見されました。
⇒Jewelry Fashion Tips
エイトル・ディマス・バルボサ(Heitor Dimas Barbosa)
⇒ROCKS & CO.
彼は、常に新しい宝石、鉱物を探していました。1981年にブラジルのすでに廃鉱となった鉱山に入り。きっと何か新しい石があると確信したのでしょうね。それから5年かかってこの水色のパライドトルマリンを発見したのです。パライドは地名です。
いるんですね。こういう人が。
どんな人生だったのでしょうね。今も探し続けているんでしょうか、新しい鉱物、宝石を・・・。
パーティーカラートルマリン( party color tourmaline )と呼ばれるカラーの領域をもったトルマリン
宝石を加工成形するものにとって最高の芸術
⇒GIA
Schorl(ショール)として知られているブラックトルマリンは、瞑想の石と呼ばれ、古くは呪文を唱えて悪魔祓いをするときに使われていました。負のエネルギーに対してとても強い力を持ち、それをプラスに変えると言われています。
(もちろん絶対的なものではありませんが、信じれば通ずる、というところでしょうか。)
⇒MINERAL MUSEUM
トルマリンの静電気やマイナスイオンを発生する性質から体にも良い効果があるといわれています。
しかし、実際はどれほどの効果があるのかは不明です。
むしろ、体にいいものだと信じる気持ちがストレスを和らげ心理的な効果があるのかもしれません。
なあ~だ、と思う向きもあるでしょうが、心理的効果はとても重要なものです。
地球内部のマントルやマグマの影響を受けた地殻の岩石の中で長い時間をかけて産出される鉱物
結晶化され美しさを備えたものが宝石と呼ばれます
ロマンと歴史がありますね
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