表千家一期一会

6月稽古場 8

今日は
午後からお稽古でした

朝いよいよ
咲いているお花が何も無くなって
どうしよう・・・と
庭に下りてみると
半夏生の葉が
白くなっているのに
気がつきました

あ~いつの間に・・・と
涼しげな真っ白な葉を見ていたら
ふと先代の木村宗匠のことを
思い出しました

お元気だった頃
木村宗匠のお宅でのお茶事教室にて
半夏生のことを
お尋ねさせていただいたことが
ありました

そう言えば
何と本日6月23日は
宗匠のご命日でした!

さっそく稽古場へ行き
「夢」の掛物を掛けて
お茶と半夏生をお供えいたしました

お稽古に来られた三人と
真っ白な半夏生の小さな葉を見ながら
しばし木村宗匠の思い出を語りました


あの頃は
なぜか葉が白くならなかったのですが
近頃では
毎年この時季になると
ちゃんと白くなってくれます

木村哲郎宗匠 が亡くなられて
十四年

月日の過ぎる早さに
今更ながら驚かされます

本当に
人生は ”夢”

でも儚い夢だからこそ
その夢を
穏やかに安らかに
そして愉快に
見ていたいと思います

皆様もどうぞ
今日の「夢」を
楽しんで下さいますように。。。


茶杓は
啐啄斎作の写し

今月は皆様と
啐啄斎について学びました

14歳で家元となられ
60歳で隠居され宗旦となり
65歳で
生涯を閉じられたことを知りました

お茶入れは
模 「伊予簾」 

 逢ふことは まはらにあめる 伊よすたれ
 いよいよ我を わひさするかな

「詞花集」恵慶法師の歌より


今も昔も
人は思う心を歌に託したのですね。。。
 
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