大阪府は河内長野市にある
天見(あまみ)温泉に行ってきました
河内国と紀伊国との境にある紀見峠は
かつては高野山参拝の中継地として
庶民や貴族など
多くの人々の往来があったといいます
現在は
天見川の流れる静かな山あいに
古き日本の風情を残したままの
鄙びた温泉が一軒
営まれていました
通していただいた部屋には
囲炉裏がありました
見上げると
「山紫水明」の額が。。。
かなり古いもののようでしたが
署名を読み取ることは
できませんでした
こんな字を見ると
心がすうっとしずまって参ります
そして奥の座敷には
「雪月花」
こちらは耕月という署名が
読めました
検索すると
妙心寺の管長をなさった方だと
わかりました
こちらの欄間額は
壽香という署名がありました
- 検索してみると
小暮壽香という
明治時代の書家が書かれたもののようです
流れるような筆使いや
全体のバランスがリズミカルで
美しいなあと
しばらく見上げていましたが
何という字が書いてあるのか
わかりません
特に
ひらがなで「つる」みたいに
書かれている文字が何なのか
さっぱりわかりません
宿について
のんびりしたらいいのに
この額の文字が気になって
落ち着きません
スマホで色々な言葉を検索しても
答えが見つからず・・・
お料理を運んで下さった方に
お尋ねしましたら
「聞いて参ります・・・」
ブログをご覧の皆様は
おわかりになりましたか?
その答えは・・・!
『繋名馬於藁屋』
「藁屋に名馬を繋ぐ」
何と何と!
村田珠光のあの名言に
ここで出会うとは・・・
_(._.)_