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専門家の方々は見るまでも無く、譜表ってなにぃって言う方も、ホンマかいなというような信憑性の話になりますが、お付き合い下さい。
これまで出てきた音楽の話の中で、きちんと説明していなかった音楽用語が有ります。そうです、今日のタイトルの通り、譜表と音部記号…
もう乗っけからですが、漢字変換がですね、歩兵・不評・付票となかなか譜表と出て来ません。音符の時とは大違いです。やっぱり、社会の隅っこの存在なんですかね。
まず、【譜表】です。
譜表とは、何本もの平行線が等間隔に並んでいる線組織のことで、音高を記すために使われています。これを譜表記譜法と言うのですが、今日的には線が5本の五線譜表が一般的となっています(とは言ってもギター譜ではタブ譜の方が流行っていますけどね)。
五線が一般的と書きましたが、譜表記譜法の原則からすると、実は線は何本でも良いことになります。譜表の位置における音符の位置によって音高が示され、その位置が同じなら音高も同じ。譜表に示された音符の位置が高ければ、それが示す音高も高いと言うのが、譜表記譜法の原則だからです。
現代風に言えば音楽アプリのピアノロールのようなもので、左の(大抵は)鍵盤の右側に印を付けても、音高を読み取る事ができます。この印に音価(音符の形、つまり長さのこと)を与えれば、私達が普段使っている楽譜と同じように音楽を再現する事ができます。ただし、もうひとつの音楽記号が譜表に取り込まれれば…
それが、【音部記号】なのです。音部記号とは、音名の位置を表しているので、音名記号とした方が良いとする方もいるのですが、ここでは慣例に従って、音部記号として取り扱います。
音部記号は、皆さんよくご存知のト音記号、ヘ音記号、それからハ音記号…
ハ音記号はあまり馴染みのない方もいると思いますが、譜表の中でよく位置が動く記号です。他の記号も、理屈から言えば、記号のある部分が音の位置を示す事になっているので、それがどの線にあるかで、記号のあるところがある音の位置になるわけなんです。でも、ハ音記号以外は定位置以外のところに位置している楽譜を管理人は見た事がありません。
ところが、ハ音記号はオーケストラや昔の合唱譜などでは、結構定位置と違うところにハ音記号のある部分が位置している事が有ります。
文章だけでは伝えにくいのですが、各音部記号の有る部分が譜表のどの位置にあるかで、音の絶対的な音高が示される事になるのです。
五線とト音記号を例にお話ししましょう。五線の下から2番目の線にト音記号(🎼)を書くと、その位置の音はト音、つまり階名でソの音を指す事が決定します。トと言うのは、日本式の音名のことでしたよね。
また、へ音記号は五線の下から4番目の所にへ音記号の書き始めの位置を置くと、へ音、つまり階名のファの音を指す事になるのです。
同じようにハ音記号も、五線の3番目の線にハ音記号のある部分を置くと、3番目の線がハの音の位置を示す事になります。でも何故か、ハ音記号は楽譜によって2番目の線にあったり、4番目とかに書かれていたりします。当然、その線上がハ音、階名でいえばドの音という事になります。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。記憶を頼りに、浅い知識で書いておりますので、間違いもあるかもしれませんが、その辺は大目にみてやってください。
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