松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆初めての条例づくり㉝目的・関係者・基本原則の関係

2021-02-16 | はじめての条例づくり
 目的・関係者・基本原則の関係は、次のようになる。

 例えば、福祉職を励ます条例では、
 目的は「福祉の仕事に有意な人材が集まり、やりがいを持って働き続けることができるような施策を総合的に講じることによって、市民一人ひとりが、生涯を通じて幸せに暮らしていけるまちを目指す」とすると、

 その上で、具体化として、
(1)この目的を達成するために、重要な関係者は誰か、これが、関係者の役割の規定になる。
  ・関係者をすべては書けないので、重要な関係者に絞る。過不足なく選ぶ。
  ・その順序は、重要な順とする。

(2)次に、この目的を推進する基本原則は何かを考える。基本原則の規定である。
  ・目的を後押しよる具体的でかつ汎用性のある考え方
  ・数は決まっていないが、4つ前後が、常識的である。

 以上のような関係となる。ここからわかるように、目的規定がスタートなので、揺るぎないようにしっかり議論することである。
 これは、なぜ条例を作るのか、その理由、背景=立法事実が、どれだけはっきりしているか次第である。繰り返しになるが、なぜ条例を作るのか、強い思いがあり、それをきちんと言語化して、みなで共有する作業が、重要ということである。

(3)基本原則を具体化、施策化した事項が、その後の女医分として続くことになる。
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