第3回More輝区・南区アイディアコンペがあった。
この事業は、平成26年4月に発足した南区若者参加プロジェクト実行委員会の発案によりスタートした事業である。南区には様々な場所、名産、イベントなど、PRできる魅力的な資源が数多くある。南区に関わりが深い学生や社会人が、その「南区の資源」をどのようにアレンジしPRすれば、より一層その魅力が増すのかを具体的に提案するものである。
今回は、一般社団法人&MAMACO、インターンZZ(相模女子大学)、公益社団法人相模原青年会議所、CHORUS南区チーム(さがみはらソーシャルデザイン研究所astro coms)、女子美術大学、ノジマステラスポーツクラブの6団体が参加した。
3回目になって、方向性や内容が確立してきたようだ。
①単にプレゼンの妙を競うものではなく、その後の事業展開によって、具体的にまちの活性化の可能性がある提案がなされるようになった。実際、昨年、賞を取ったサガジョチームの提案は、事業者との協力のもと、ハッピーたまご祭りというイベントになり、そこで賞を取った提案が、実際に学校給食のメニューになっていった。
②それぞれ特徴を持った発表主体が、それぞれの強みを生かした提案を行った。賞を取った女子美術大学の学生は、デザイン専攻という強みを生かした提案で、それが評価につながった。価値や強みは一様ではなく、それぞれの特徴を活かすのが、まちづくりである。
③質疑が行われるが、ケチをつける質問ではなく、次の提案や改善につながるような質問が行われること。資源を育てるといった観点が、会場にもあふれているということである。
若プロのメンバーは、サガジョの学生が大活躍している。審査委員長の小林さんは、松下ゼミであるし、司会をやった2名も、社マネの1年生である。会場で様々なサポートをしていたのもサガジョの学生であった。大学入学時、まちづくりにも、地域にも全く興味がなかった学生たちであるが、こんな風に、活躍するようになるのは、教員としてはとてもうれしいことである。
学生たちが、新たなことに関心を持ち、イキイキ活動を続けるように、教員として心がけていることがある。それは自分の成功パターンを押しつけないことである。私だったら、こうやるという意見を持っているが、たくさんの場数を踏んでいるので、発想は固まり、どうしてもスムーズに運営を行うという行動原理になりがちである。
しかし、それが新たな発展や開発の妨げになることは明らかである。一つの成功パターンにあてはめるようになったら、あとは退歩を始めるだけだからである。失敗を乗り越えてこそ、さらに良いものが生まれてくる。基本を外さない部分だけ注文を付けて、あとは学生たちが、自分たちの得意なパターンで行えるように、口を出さないこととし、ただ学生たちが迷ったり、困ったら、安心して相談できるような雰囲気というか、対応に心がけている。
失敗させることが最も優れた若者の育成法だといわれる。わざわざ失敗させることはないが、地域のまちづくりイベントでは、失敗などといっても、もともと大したことではないし、そんなことを気にしているのは、当事者だけで、他の誰も気にしない。今回も運営した学生たちが、ラインのノートに、今回の体験から学ぶことというメモを自主的に書き始めたが、こうした行動になることは、とてもうれしいことである。
この事業は、平成26年4月に発足した南区若者参加プロジェクト実行委員会の発案によりスタートした事業である。南区には様々な場所、名産、イベントなど、PRできる魅力的な資源が数多くある。南区に関わりが深い学生や社会人が、その「南区の資源」をどのようにアレンジしPRすれば、より一層その魅力が増すのかを具体的に提案するものである。
今回は、一般社団法人&MAMACO、インターンZZ(相模女子大学)、公益社団法人相模原青年会議所、CHORUS南区チーム(さがみはらソーシャルデザイン研究所astro coms)、女子美術大学、ノジマステラスポーツクラブの6団体が参加した。
3回目になって、方向性や内容が確立してきたようだ。
①単にプレゼンの妙を競うものではなく、その後の事業展開によって、具体的にまちの活性化の可能性がある提案がなされるようになった。実際、昨年、賞を取ったサガジョチームの提案は、事業者との協力のもと、ハッピーたまご祭りというイベントになり、そこで賞を取った提案が、実際に学校給食のメニューになっていった。
②それぞれ特徴を持った発表主体が、それぞれの強みを生かした提案を行った。賞を取った女子美術大学の学生は、デザイン専攻という強みを生かした提案で、それが評価につながった。価値や強みは一様ではなく、それぞれの特徴を活かすのが、まちづくりである。
③質疑が行われるが、ケチをつける質問ではなく、次の提案や改善につながるような質問が行われること。資源を育てるといった観点が、会場にもあふれているということである。
若プロのメンバーは、サガジョの学生が大活躍している。審査委員長の小林さんは、松下ゼミであるし、司会をやった2名も、社マネの1年生である。会場で様々なサポートをしていたのもサガジョの学生であった。大学入学時、まちづくりにも、地域にも全く興味がなかった学生たちであるが、こんな風に、活躍するようになるのは、教員としてはとてもうれしいことである。
学生たちが、新たなことに関心を持ち、イキイキ活動を続けるように、教員として心がけていることがある。それは自分の成功パターンを押しつけないことである。私だったら、こうやるという意見を持っているが、たくさんの場数を踏んでいるので、発想は固まり、どうしてもスムーズに運営を行うという行動原理になりがちである。
しかし、それが新たな発展や開発の妨げになることは明らかである。一つの成功パターンにあてはめるようになったら、あとは退歩を始めるだけだからである。失敗を乗り越えてこそ、さらに良いものが生まれてくる。基本を外さない部分だけ注文を付けて、あとは学生たちが、自分たちの得意なパターンで行えるように、口を出さないこととし、ただ学生たちが迷ったり、困ったら、安心して相談できるような雰囲気というか、対応に心がけている。
失敗させることが最も優れた若者の育成法だといわれる。わざわざ失敗させることはないが、地域のまちづくりイベントでは、失敗などといっても、もともと大したことではないし、そんなことを気にしているのは、当事者だけで、他の誰も気にしない。今回も運営した学生たちが、ラインのノートに、今回の体験から学ぶことというメモを自主的に書き始めたが、こうした行動になることは、とてもうれしいことである。