松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇ダブル介護で目が回る

2023-05-10 | 5.同行二人
 マロンに続いて、連れ合いも腰を壊した。

 原因は、分かっている。新聞に草笛光子も愛用という触れ込みの、ペダル式の足を鍛える器具を買った。ほんの短時間やっただけなのに、急激に負荷がかかったのだろう。圧迫骨折になってしまった。

 連れ合いは、慎重な人であるが、自分がいいと思ったら、人の言うことなど聞かない。それで正しい判断をするときも多いが、ときにはゆきすぎる。絶対、振り込め詐欺に引っかかるタイプだと思う。

 私は、マロンの絶対安静が終わりリハビリ期間に入ったのに加えて、今度は連れ合いの絶対安静の介護となった。ダブル介護である。

 犬はワンとしか言わないが、人間の場合、あれこれ喋るので、連れ合いはからは、「靴下の履かせ方が下手」などと言われるのかと思ったら、とても素直なので驚いた。娘のころは、こうだったじゃないかと思ったが、せっかくの平穏を壊すことはないので、黙っている。

 そんなことで、焼津市に迷惑をかけることになった。自治基本条例推進委員会の第5期の第1回の会議があり、辞令交付や、最初に私のミニ講義をやる予定だった。

 これがコロナ前ならば、単純に欠席であるが(ひどく迷惑をかけることになる)、コロナの時の体験で、ハイブリッド方式をやってくれることになった(迷惑をかけたが、やや迷惑くらいですんだと思う)。

 改めて思ったが、私たちは、知らぬ間に、ゼロか百かの選択をしがちになっている。分かりやすくするために、いいか、悪いかのような二者択一の方法を政府も多用するようになった。小泉さんのころからだろう。

 でも、世のなか、絶対いい奴、絶対悪い奴などなどいるわけはないことはみんな知っている。人生いろいろ、知恵は出すものである。いろいろな思いを寄せ集め、程よいところで、合意する。地方自治は、人生の縮図のようである。

 それはそうだろう。地方自治は、国のように絶対権である主権で成り立っているのではなく、人々の暮らしそのものだからである。そうした柔軟で、粘り腰のある社会の構築が、これからの私たちの生き残り戦略なのだろう。

 ともかく、連れ合いに感謝されるので、苦にならず、がんばれる。やはり、「励ます地方自治」である。がんばるぞ!
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