杞憂であって。

大切な人がせっかく来ていたのに私はそばにいられなかった。
いらだちと失望は杞憂だといいのに。
興味がなくなったらすぐ捨てられてしまうと直感する。
捨てられるわけじゃないけど次がなくなる気がする。
だから今もそんな杞憂な考えがよぎって嫌気がさすのだろう。

まっすぐ好きだと宣言して堂々と独占できればいいのに。
公言とした占有があれば理由にできて突っ切れるのに。
理由を探してしまう私はまだまだよわいのだろう。

どう思おうがこれだけは思うのだ。
貴方にとって私は一番信頼のおける腹心でいたいのだ。
いざの頼りでなんでも聞いて支える人でありたいのだ。
他の人に移るのが嫌だ。私が支えたいのだ。役に立ちたいのだ。
どんな些細なことだって役に立ちたい。笑顔になってやわらげたいよ。

電話の向こうの貴方が今なにをしているのかが恐い。
繋がりたい。明日でもすぐつなごう。大切な人だから。