存在が圧倒的。その美しさ立ち振舞いもさることながらどれほど僕を浮き立たせるのだ。その目線が僕をとりえる度に、その美しい肢体に祈りたくなる。特筆すべきは視界に入らない時の存在。
ちょうど隣には座るものの目線は発言者に向き合うのだから存在を感じながらもその美しき姿は見えぬ。
だがその視線、水を飲む喉の音が僕をどうしようもなく高鳴らせる。
触れたくて今のままでいたくて。
どうしようもなく場違いのごとき僕は高鳴る。その高鳴りを沈めながらしごく理性的に振る舞う。
それが僕の正義だからだ。
どうしたことか。
それが本命という名の存在感のなせることなのだろう。
恋愛に執着しない私を惑わせるその美しき肢体、高潔な精神、洗練された立ち振舞い、明晰な頭脳。。