今部の内部の歪が顕著にあらわれ始めた。
体制に対して迷いついていけないものが悲鳴をあげている。
その民は暴動を起こしたり革命をおこしたりするような
高度な転換要求をすることもなく、ただ国外亡命しようと
している。
私の敬愛する先輩批判がある。正直つらい。
当然のことをしている。でも気づいたんだ。
私も先輩も自分に対して厳しい。そして体現できている。
練習にできるだけ出て、遅刻もしない、練習には全力誠心誠意、
方法論の模索、連絡の細やかさ、礼儀を尽くすこと、教えを請う
態度など。自分で自分を律する強さ。
それを部員全員に要求するのは酷なのかもと気づいた。
思ったより難しい要求なのだ。自分では当然できることだから
他人にも求めてしまう。でも実際他人はそこまでレベルが高くない。
甘ちゃんだと思うし、目先だけで向上心がない。上を目指して
トップをとるという意識もないし、漠然と楽しさだけを感じたいだけ。
つらいのが嫌だというのではなく、目標が低く、その程度で満足している。
勝たなくてもいいとまで公言している。
上のものの志の高さと下のものの自己満足的な低い志。
それが大きく差が開いた結果だと思うのだ。
同じ団体には居られない。そう思うのも無理はないのかもしれない。
それを感じていたのが下のものだろう。
だけれども私は両者が共にありたいと思う。
目指すものが同じが理想だが、個々の思いが違えても、
活動は同じなのだから、お互い学ぶものもあるし、刺激もあると思う。
ただ、自己満足でやってるものと上を目指して進むものでは
覚悟が違う。意識が違う。だから実技においても態度においても
差は歴然だ。弱い自分を嫌というほど思い知らされて、折れるか
はいあがれるかはその人間の質。
はっきり言えば、甘い人間が多いのが下の代。自分にも甘いし、
成長しよう、よりよい自分を目指そう、上を目指そうという意識が
ない。ただ漠然と生きるという燃えてない状態。
それに火をつけるのは先輩である僕らでもあるが、なにより自分自身の
自覚なのだ。覚醒なのだ。そればかりは自分自身だ。
自分自身と向き合って見つめて進んでほしい。