音楽を聴きながらベットの上で静かに目を閉じる。
こうしているともう千年もそうしていたような気がする。たったひとりだった
錯覚さえする。感情はない。穏やかで静かで感傷的で閉塞的でしかし憂いはない。
大切な人たちは遥か遠く。ついおとといまでそばにいたのに。まるで夢だ。
手を伸ばしても決して届かない。あの場所は今も確かに私の遠くにあるのだ。
笑って喋って助け合って生きている。涙がでそうになる。どれほど大切なのか。
一緒にご飯作って隣でしいたけをきざんでいた妹、
飴をくわえて笑っていた弟、たいせつな時間が霞んでいくよ。
別れ際の2人が浮かんでくるよ。なぜだろう。
久しぶりに漫画を読んだ。近くのレンタルを初めて利用した。
ほんとは妹オススメのDVDを借りに来たのだが、漫画もレンタルなので
気になっていた「ハチクロ」を借りてみた。
大きな才能には見合うそうとうの努力をしないと朽ちる
この言葉が痛かった。部活ではホントやりたいし苦手なの承知でだからこそ
がむしゃらにひたすら追い求めて、初めて熱くなった。
でも目を背けてた。私の核。得意なこととやりたいことはもう見えている。
そう最初から持っていたんだ。それを磨くことがこわかった。大きさに
満足しようとしていた。人より秀でているものがひとつある。大きな武器。
それに時に恐れを感じる。その刃が自分をも傷つけそうで。
マジョの宅急便で出てきた好きなセリフがある。
「魔女は血で飛ぶ。絵描きもね血で描くんだ。」
そろそろ本気出してやってみるか。勝負。全てをかけて。
私は血で学ぶんだ
結局なにも手に入らなかったはなしにしたいんだ。甘く見るな。
確実に仕留める。ものにする。ものにしたいひとつの分野がある。
目そらさずに向き合う。私を育てるのは私でしかない。左右されず
振り回されず、不貞腐れず、気にせず、極める道を恐れず進みたい。
居眠りするウサギに自分を重ね合わせていた。負けなかったがいつのひか
無感動になっていた。くだらなく思えた。でも結局戻ってくるんだ。
一生避けられない宿命のようなものなんだ。手に入れること、勝つこと。
それが大事だ。力が。大きくなること。確かな力にすること。
それで生き残る。
平安の貴族のような生活と燃え滾る不屈の闘志を持つ戦国武士の志との
奇妙な融和がもたらす新しい未来。進んでもぎ取るんだ。
いつもすましているような余裕な態度でも時には必死で取りにいかなときも
あるんよ。大事なこと。護る為に。
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