土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。
中国が指定した、航空識別圏問題は、世界に波紋を投げかけています。
世界世論がこの中国の投げかけた球に、一斉に反論したのが影響しているのか、
「防衛識別圏は、日本がターゲット。」という声明を中国は発表しました。
http://www.afpbb.com/articles/-/3004163
これが意味するものは、日本以外の国、特にアメリカや韓国を刺激したくはない・・・という意思の表れではないかと私は想像します。
つまり、対日本に対して、恫喝的嫌がらせをすることによって、中国国内の国民の政府への視線をそらせると同時に、
日本を揺さぶって、何らかの動きが出ればよい・・・というものではなかったかと思うのです。
つまり、日本以外の国々が、これほど反発するとは思っていなかったし、それは困る・・・ということではないでしょうか?(笑)
要するに、中国は国内向けにジャイアンを演出する必要はあるが、現時点で全世界を相手にすることは無理・・・と、今の中国は判断していると思います。
TPPに参加の意思を持っていなかった(というか、とある事情でお誘いが来なかった)韓国でさえ、
今回の中国の航空識別圏問題から、TPP参加表明を探る動きを開始し始めました。
TPPは事実上、国際経済面における中国包囲網であり、その中に韓国も入りたくなるほど、
今回の中国の航空識別圏問題は、嫌な国中国を世界に認識させてしまったということです。
中国は、彼の国がこれまで経験してこなかった、大人としての国、先進国らしい国のあり方を、今やっと学び始めたとも言えます。
中国側からすれば、現国会で審議された、特定秘密保護法への中国の嫌悪感の表れであり、
それに対する、中国らしい威嚇的な対抗措置だったのかも知れません。
取りあえず、現に起こっている国防への取り組みは、現在の与党政権の対応を信じましょう。
敵の嫌がることをすることが国防の基本でありますので、特定秘密保護法の制定は効いているのでしょうね。
私から見れば、からめ手から入った形でしかない特定秘密保護法ぐらいで、オタオタする中国の姿が見えたことは、大変喜ばしいことでありました。(笑)
さて今回の記事は、ある意味でのオプションでもあります。
国防プロジェクトと申しましても、中国は現体制のまま、つまり、
共産党一党独裁状態であれば、10年以内に確実に崩壊しますから、日本とすれば、
10年持ちこたえることができれば勝ちですので、このプロジェクトは必要ないかも知れません。
なぜなら、プロジェクト始動までに、10年以上かかるからです。(笑)
ですから、プロジェクトの相談段階で、何らかの日本の国防を演出することができればなぁ・・・という程度ですね。
まず演題の、ストラトス(成層圏)シャトル計画ですが、これはロケットエンジンを利用した、全世界航空交通システムだと思ってください。
これを、日本が主導して、全世界プロジェクトとして立ち上げるのです。
つまり、今年プロジェクトが終わった、スペースシャトルの地球バージョンを造り、それで全世界の空を短時間で結ぶのです。
宇宙空間まで飛ばす必要はなく、成層圏まで飛ばして、後はスペースシャトルのように落下させて着陸させるのです。
これだと東京~ニューヨーク間が、2時間以内で結ばれるのは確実ですね。
これを、日本・アメリカ・ロシアなど、国際宇宙ステーションを切り盛りしている国々で共同開発すれば良いです。
そして、そのテスト基地を、モンゴルやインドなど、中国を囲む国に造るのです。
モンゴルやインドは、国際宇宙ステーションには参画できていないので、
この際に参加させるか、もしくは別の名目で、新たな組織形態を創る必要性はありますね。
何せ機体の離着陸だけ、広大な土地が必要ですから、モンゴルやインドなどは最適です。
また、遅れている国々への支援にもなります。
そして、モンゴルに日米ロ印など、日本と共通の利益を持つ国々が、一同に中国の北で会う機会があれば、それだけで中国への圧力になります。
また、現実的にプロジェクト日馬富士が始動すれば、ロケットのスピードで成層圏を中国上空を行ったり来たりしますので、航空識別圏などは無意味化することになります。(笑)
また、通常のジェットエンジンの戦闘機の、はるか上空を飛びますから、中国の戦闘機は、紙飛行機のような位置づけになります。(爆笑)
スペースシャトルは、宇宙空間を飛行する前提で設計されましたので、多くの人数も荷物も搭載できませんが、地球圏内用で、交通用のストラトスシャトルならば、爆弾を積む空間も、同時にできるわけですからね。(笑)
今回の記事は、思いついてまだ日が浅いので(笑)、まだまだ改善の余地ありですが、
将来の世界の進歩を考えて、それを日本の国防に結びつける考え方は、現在の中国のやり方とは正反対の思考であり、
そういった、新たな繁栄のビジョンを日本が世界に提示することで、多くの国々の支援や協力が得られるのではないかと考えます。