UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第三十五話part1

2025-02-10 19:26:28 | 日記
 あれから私達は廃線の線路に出てたナメクジみたいな妖怪と、神社に降りてた白蛇を柱とすることができた。なんか白蛇はとても物分かりが良くて罪悪感が強かった。
 やっぱり白蛇は神の使いとか言われるだけあるから、妖怪というよりも使途みたいなものだったのかもしれない。神社というよりも小さな祠みたいな所にいた白ヘビは話しがわかる奴だった。実際小頭は神社や寺の違いとか全く持ってわかってない。ナメクジは線路をずっと移動してた。けど一定の範囲の線路だ。廃線沿いの廃駅。そこをププ―といって通って、そして通り過ぎると再び通る前に戻ってるのだ。なにがやりたいのか謎だ。もしかしたらあの芋虫の妖怪は自分を電車と思い込んでる妖怪だったのかもしれない。
 そういう妖怪は聞いたことないが、妖怪も色々といるし、なんか現代に対応してる妖怪とか、そんなのだって出たりするのなら、妖怪もアップデートをしてるのかもしれないと小頭は思う。白蛇は素直に私たちの話を聞いてくれたけど、どうやらそもそもが話が出来る……という妖怪がレアなんだろう。
 
 なにせ海坊主も子供妖怪も話はできなかった。子供妖怪はこっちの言葉は理解してたようだったけど、話すというコミュニケーションをとろうとはしてなかった。あれは会話じゃなく、ただ一方的に言葉を叩きつけてただけ……いままであった妖怪の内四体中三体がまともな会話を出来なかったんだ。それに、小頭達が選んで戦ってたのはそこらの雑魚ではない。小頭にはわからないが、強い部類の妖怪たちに戦いを挑んてたわけで、それだけ力が強かったら、どんどんと賢くなっていく……というのはそういう存在のお約束、ではないだろうか? 
 だから小頭はあんなのでも妖怪の中ではまだそこそこ賢い方だったんじゃないか? と考えてた。そんな妖怪の中でも賢い方の奴らがあれなら、雑魚妖怪が喋れる筈はないだろう。なのでまともに……というか普通に喋れたあの白蛇はやっぱり特別だったんだろう。電車の真似事をしてる芋虫妖怪は実際一番苦労したといっていい。でも勘違いしないでほしいのは戦闘が大変だったわけじゃない。
 
 なにせ芋虫妖怪は一切こっちに攻撃を仕掛けてくることはなかったからだ。こっちが攻撃しても、それこそ殴っても蹴っても、芋虫妖怪が反撃をしてくることはなかった。そのうち鬼男も鬼女もかなりマジな攻撃をしてたけど……芋虫妖怪には特殊な力? があったのだ。大前提としてなぜか芋虫妖怪は駅を通過する……という行為を繰り返してる。その時変な音で「プップー」となにかが鳴ってる。きっと芋虫妖怪の音を出す器官なんだと思われる。それから何やら小頭には理解できない言葉がさらに聞こえてた。小頭はそれは電車のアナウンスを再現してるんじゃないか? と思ってた。そしてそれらから考えるに、あの芋虫妖怪は電車が大好きだったのだろう。
 だから電車の真似事をしてる。しかも遊びではない。本気だ。だからどんなに攻撃を受けても芋虫妖怪は止まらないのだ。そして駅を出ると再び駅に入る直前に戻る。そうなるとあら不思議、さっきまでのダメージは完全になかったもの……になってた。
 

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 175

2025-02-10 19:20:13 | 日記
「副作用って……そういうのは事前にいってくれない?」
『ああ、だが問題はなかっただろう? それにそこは重要じゃない』
 
 それはあんたの観点では……私的には大問題だ。だってその副作用を受けるのはわたしだからね。もしも副作用で私の肌がボロボロになったり、苦しんだりしてたらどうするのよ。辛いのは私だから自分には関係ないとか思ってる? そういう所だぞ? っていいたい。
 
『君はプチュオクミだ。どんな病原菌にも遺伝的な耐性が組み込まれてる』
「え? そうなんだ」
 
 彼の話が本当なら、私はどんな病原菌にもつよいらしい。もしかしたら風邪一つひくことはないのかもしれない。まあそもそもこのコクピット空間が滅菌されてるような空間だからね。外からウイルスが持ち込まれる……なんてこともポニ子以外ではできないだろう。
 あの子くらいしか直接ここにこれないからね。アイ? アイはあの体自身でここにくることは出来ない。だからこそ、ホログラムなのだ。
 
『それよりも、ユア・ユグドラシルとの接続はどうだ? プチュオクミとGシリーズに分けれたそのシステム……よく考えられてはいる。負担は最低限だろう?』
「そうですね。別に何か変化かがあるとかはないですね」
 
 いつの間にか頭の痛さもなくなってる。それ左腕もなんかゲーミング的にゆったりと光ったり消えたり腕に入ってる線が光ってるの以外は普通だ。私は接続されたらしいユア・ユグドラシルを意識してみる。
 
『こんにちはニューマスター』
「うわっ……」
 
 なんか頭に声が聞こえてきた。これはまさかあれか? G-01にはアイが補助AIとしていた。あれは実際はG-01に備え付けられてたというよりかはユグドラシルシステムの補助AIだった……という見方もできるよね? と、いう事はこれは……
 
(ニューマスターという事は私はそっちのユグドラシルシステムとしてもマスターとなったということでいいのかな?)
『はい、全ての項目を以前のマスターから委譲された事を確認しました。今は水面で『ソードコア』を構築中です』
 
 ソードコア? またなんかよくわからない単語が出て来た。私は目の前の彼に聞いてみることにした。
 
「ソードコアってなんですか?」
『ふむ、そこまで行くか』
 
 何やら考える彼。そしてポツポツと話してくれる。