やはり、人は増えすぎているようだ

2010-10-21 11:44:12 | Diary
先日、活断層の上&崩落地の下、の過疎の町、早川町へ行って、ここには人口が増えなくても
いいだろ!とツッコんで以来、考えていることがあります。

人口が飽和している、ということはどういう現象から伺えるのだろう?ということです。

人をバクテリア、試験管を地球と考えると、”試験管の中のバクテリアの増えすぎ”は、
どんな部分に現れるのでしょうか???

一般的には、生物の自らの排泄物が自然の力で処理できなくなったら・・・増えすぎ、でしょう。

人間に当てめると、し尿処理やゴミ処理、それに経済活動も一種の生物活動の結果としての排泄、
と考えると、やはり、公害でしょう・・・ 空気の汚染、水の汚染は生物の命の根幹を
揺らがせます・・・それから、最後の最後が食糧難でしょう。まとめると・・・

生物が環境中に増えすぎると・・・       人間に当てはめると
1)自らの排泄物の行き場がなくなる ・・・・  ゴミ処理に困る
2)空気、水が健全でなくなる     ・・・・   大気汚染、水質汚染、浄化水=塩素
3)居住環境悪化            ・・・・  生活環境悪化、騒音、極少住宅、渋滞、
4)食糧難                 ・・・・ 餓死へ

山梨は大都会ではありませんが、やはり、地方都市であっても車社会なので
自動車の騒音はうるさく、排気ガスも多く、空気はきれいとはいえません。 都会でなくても
そうなのです・・・

やはり大きな目で見ると、人類は破滅への道をまっしぐら・・・の過程にいるようです。

■ 燃料革命がなかったら、破滅していたのかもしれない・・・

『森林の環境 100の不思議』を読んでいたら・・・ 六甲山のことが出ていました。
戦後、日本の山は、どこもかしこも禿山だったそうです。 それは、戦前に人口が
増えすぎ、山の木はみんな薪などの燃料や家屋の材料として使われてしまい、
丸裸だったということなのです。

20世紀に燃料革命がおきたことは歴史で習っていました。でも、それが丸裸の山を救ったことやその後の爆発的な人口増加と結びついて
いませんでした。

戦後、薪から、化石燃料への燃料革命が起きて・・・それで六甲山の木は再生した。

つまり、日本という試験管は過去に一度飽和したんですね。それを燃料革命の
おかげで命拾いした・・・

これはかなり皮肉な歴史ですね。

■ 町は空なのに、山に人がいる理由

ところで、山梨県は空室率全国ナンバー1。地価は往時の3分の1、賃貸マンションの
空室率は、20%以上です。(2009年 http://sumai.blog0.jp/?p=705)

そんな風に町にはいっぱい住めるところがあっても、土地の私有化が土地の活用を
阻みます。

それにやっぱり町は環境が非常に悪いのです・・・ そこから逃げ出した人が
今度は山の環境を破壊しています・・・例えば八ヶ岳の最大の環境破壊は別荘地です。
本来は山野として残しておくべき土地を地方自治体が目先の利益のために売却した
ということです・・・

やはりこうしてみると、人間はやっぱり増えすぎている兆候が一杯です。




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