所有に対する意識の差

2010-06-28 09:47:46 | 福岡&中野&メルボルン時代

■ 洗濯物

友人の家で、洗濯機を使わせてもらったときのこと・・・
なんと奥さんが干してくれたのです。

オーストラリアはアメリカのように乾燥機に突っ込むのではなく、
日本的に干すのが通常なのですが、それをやってもらってしまいました・・・。

ごめんなさい!洗濯機が終わっていたのに気がつかなくて!と謝ると
ランドリーはランドリー(洗濯物は洗濯物)と"
気にしないでモード"。

でも、実はショーツや下着も入っていたので・・・実は自分でやりたかったのです。
日本人はみんなそうだと思う・・・

ところが、別の友人の家に今いるのですが・・・今回も・・洗濯するとき、
どうしようかと思いました・・・(^^;) ショーツとか見えちゃうのだけど・・・
気を使ってくれる気配なし・・・あれ~?

こちらでは、女性用下着だろうが、なんだろうが、プライベート意識はないようです。

■ 待ち合わせ

それに先日は、アパートの見学で業者のオジサンと待ち合わせしたら・・・
面白いことに、オジサンは部屋に入って待てと・・・。

私はてっきりオジサンが既に現地に時間どおりに来てくれると思っていたので、まずいないのにビックリ。
それから電話したら、建物の中で待てといわれて2度ビックリ。

どこの誰かも分からない人を建物内へ入れるのに暗証番号を教えようとしたんですよ?
それじゃセキュリティも何もないではないか!と かなり愕然としました。

というワケであまりのラフなセキュリティにあきれて、そこは入れないなぁという
感じですが、こちらではノーマルな感覚かもしれません。

■ 誰のもの?

勝手な感想ですが・・・ 日本では人々が密集して暮らしているので、相手のテリトリーへの
空間的な侵害は避けられません。 それを補うように、自分の所有物か、そうでないかを
区別しているのかもしれません。

例えば、日本ではお父さんのお箸、お母さんのお箸・・・と個別所有ですが、こちらでは
ただナイフ、フォーク、とあるだけ。誰のものでもない。

机も家具も、家も同じような意識だと思います。 

人の所有物は触ってはいけない。という掟が日本人のほうが厳しい。

その意識はずいぶん違うような気がします。




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