今日はシダの観察会でした。
■ シダらしいシダ オシダ
春に行った青木鉱泉ではシダの群落が印象的でした。なんだろうと思っていたら、これはオシダ(雄シダ)というシダでした。
ブナやカラマツなど、落葉樹林下が好きなシダ植物。ロート状に葉っぱを天に向けて広げています。結構大きくて1mくらいあり立派です。競合相手はササらしい。
ブナ林などの谷筋の崩積土の集積する場所などに生育。林床にササの生育が困難な、礫を多く含む場所に
生育することが多い。地下茎は持たず、根茎から放射状に長さ60~120cmの葉を放射状に出す。
地下茎がないから礫地も平気なんですかね。
大型と言えば、大阪ではヘゴを育てていましたが、シダ類のなかでもヘゴは木本性で、他のシダ類と
は一線を画すシダなのだそうです。
■ シダらしからぬ ヒカゲノカズラ
金峰山でスギの根っこが色を持ったみたいに見えていたのは、ヒカゲノカズラでした。シダとはとても
思えないつる性のシダです。 沖縄以外にあるのだそう。
ヒカゲノカズラだけど日陰にはないらしい。日当たりの悪い場所は嫌いなお方。


これが金峰山でみたもの。ちょっと見づらいですが…。5月19日撮影。
上を歩くとフカフカです。矮性で、見た目よりしっかり大地に日張り付いておらず浮いています。芯もしっかり。 で、根かな~と思ったのですよね。しゃくなげ林に一杯会った。
金峰山は水晶でも知られていますが・・・関係は無いのかな。
■ 雑草系 スギナ
雑草として有名なスギナ… 実はシダ…。スギナは畑にバンバン生える。つくしの元でもあるし、
スギナ茶を作ることもできる。
■ 沢山見すぎて覚えられません(><)
とりあえず名前を分類。今日は25種類もみたのですが、覚えるより印象に残ったものを、という感じです。
ワラビ
ヤマイヌワラビ 軸が黒い
シラネワラビ 全体に葉が5角形
クマワラビ ひげもじゃでクマっぽい
イヌワラビ
ヒメワラビ 大きく柔らかい
ミヤマクマワラビ
ゼンマイ
ゼンマイ 大きくて丸っこい葉
ヤマドリゼンマイ 近年急速に増えているシダ。湿地の乾燥化による。
その他
イヌガンソウ 大きな葉
イノモトソウ ひょろひょろした細い葉が出ているだけの小さいシダ
ヘビノネゴザ よく見かけるもの 鉱山跡など重金属が含まれる土地でも成長できる
シシガシラ よく見かけるもの
シダ類は裏返して見るのが重要です。ソーラスというぶつぶつが同定のポイントの一つです。
あとは茎の色。毛の有無。とはいえ、山歩きで気がつくレベルでよく見るものはそんなに
数が多くないようです。
私はそのシダの生活圏など、山の地形や土壌との関係を知りたいので、そのような指標になる
シダ類はなんだろうか、と思いました。
ヘビノネゴザなど、金属鉱床を探す指標植物(しひょうしょくぶつ)として利用されてきたらしい。
参考サイト
http://kanazawa.typepad.jp/weblog/kagakufudoki11.html
http://www2u.biglobe.ne.jp/%257egln/32/3222a.htm
大まかに言ってシダの植生には空中湿度が重要らしいです。が日陰にも日向にも生えるのがシダ。苔とはお友達です。
今日は櫛型山方面は仕事衆が入っていたらしく…こんな伐採跡を見ました。
ガラーン。スッテンテーン…。
■ シダらしいシダ オシダ
春に行った青木鉱泉ではシダの群落が印象的でした。なんだろうと思っていたら、これはオシダ(雄シダ)というシダでした。
ブナやカラマツなど、落葉樹林下が好きなシダ植物。ロート状に葉っぱを天に向けて広げています。結構大きくて1mくらいあり立派です。競合相手はササらしい。
ブナ林などの谷筋の崩積土の集積する場所などに生育。林床にササの生育が困難な、礫を多く含む場所に
生育することが多い。地下茎は持たず、根茎から放射状に長さ60~120cmの葉を放射状に出す。
地下茎がないから礫地も平気なんですかね。
大型と言えば、大阪ではヘゴを育てていましたが、シダ類のなかでもヘゴは木本性で、他のシダ類と
は一線を画すシダなのだそうです。
■ シダらしからぬ ヒカゲノカズラ
金峰山でスギの根っこが色を持ったみたいに見えていたのは、ヒカゲノカズラでした。シダとはとても
思えないつる性のシダです。 沖縄以外にあるのだそう。
ヒカゲノカズラだけど日陰にはないらしい。日当たりの悪い場所は嫌いなお方。



上を歩くとフカフカです。矮性で、見た目よりしっかり大地に日張り付いておらず浮いています。芯もしっかり。 で、根かな~と思ったのですよね。しゃくなげ林に一杯会った。
金峰山は水晶でも知られていますが・・・関係は無いのかな。
■ 雑草系 スギナ
雑草として有名なスギナ… 実はシダ…。スギナは畑にバンバン生える。つくしの元でもあるし、
スギナ茶を作ることもできる。
■ 沢山見すぎて覚えられません(><)
とりあえず名前を分類。今日は25種類もみたのですが、覚えるより印象に残ったものを、という感じです。
ワラビ
ヤマイヌワラビ 軸が黒い
シラネワラビ 全体に葉が5角形
クマワラビ ひげもじゃでクマっぽい
イヌワラビ
ヒメワラビ 大きく柔らかい
ミヤマクマワラビ

ゼンマイ 大きくて丸っこい葉
ヤマドリゼンマイ 近年急速に増えているシダ。湿地の乾燥化による。
その他
イヌガンソウ 大きな葉
イノモトソウ ひょろひょろした細い葉が出ているだけの小さいシダ
ヘビノネゴザ よく見かけるもの 鉱山跡など重金属が含まれる土地でも成長できる
シシガシラ よく見かけるもの
シダ類は裏返して見るのが重要です。ソーラスというぶつぶつが同定のポイントの一つです。
あとは茎の色。毛の有無。とはいえ、山歩きで気がつくレベルでよく見るものはそんなに
数が多くないようです。
私はそのシダの生活圏など、山の地形や土壌との関係を知りたいので、そのような指標になる
シダ類はなんだろうか、と思いました。
ヘビノネゴザなど、金属鉱床を探す指標植物(しひょうしょくぶつ)として利用されてきたらしい。
参考サイト
http://kanazawa.typepad.jp/weblog/kagakufudoki11.html
http://www2u.biglobe.ne.jp/%257egln/32/3222a.htm
大まかに言ってシダの植生には空中湿度が重要らしいです。が日陰にも日向にも生えるのがシダ。苔とはお友達です。
今日は櫛型山方面は仕事衆が入っていたらしく…こんな伐採跡を見ました。
