単純な、感想。

８０歳のおばあさんと、１６歳の孫が奇跡的に助かった、という話題。
良かったね、良かった、良かった（Ｔ▽Ｔ）うれし泣きしてしまう。

それは、心底嬉しいし、たくさんの事を知りたい、とは思う。
思うんだけど、今日の報道は、ちょっと考えてしまった。

普通の報道だった場合。
記者会見して、救助された方々をカメラのフラッシュが囲んで、みんなが祝って。
それ、とっても「良いこと」。

でも。それって、普通の災害の時の対処方法なのでは？

今は、一人でも捜索のための人手が欲しい時なのではないか。
まだまだ、同じように助けを待っている誰かが、そこらのがれきの下に、居るかも
しれない、と、テレビの前で、ついつい気持ちが焦ってしまう。
その大事な時に、四人もの優秀な救助隊員を引っ張り出して、会見のために時間を食う。
それって、本当に「一人でも助けよう」と考えてるの？
まだ、なんにも終わってないというのに。
ニュース性が高いから、絵になるから、って、ちっとも考えて無いって、言える？？

原発の報道だって、そうだよ。
どういう仕組みで、どうなったから、こうなって、って。
そんなの、現場では「どーでもいい」とまでは言わないが。
被災者がホントに知りたいのは、「キケンなのかどうか」ではないの？
「詳しい情報」は、後から流してよ。特集でもなんでも、組んでよ。
機械の仕組みを今勉強したって、間に合わないんだから。
そういうのは、お茶の間でゆったりテレビを見てる人間に、流してよ。
「風向きはどうか」「どっちに逃げたらいいか」「どこに行けば助かるか」
「水はどこ？」「食べ物は、どこ？」「どこに行ったら、離れた家族の情報がある？」
「繋がってる道は、どこ？」「自分（たち）が、今助かる確率、どのくらい？」
そういう情報、少なかったですね～。てか、見なかったな。
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（しばらくあとから、ここは追記しましたっす。）
・・・とぼやいたら、叱られた。
ずうっと、「縁の青いところ」に出てただろ、って。
ありゃりゃ。それはまた、思いっきり、失礼いたしました。
右に出て、上に流れて、下にも出てるぞ、って。
あたしの目玉は、そんなに「あっちもこっちも」を一緒に見る事が出来ないもんで
つい、見てなかったっす。すまぬこってす。( Ｔ△Ｔ)
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ガソリンがあったら、走って家族や友人を探しに行きたい人間も、あの報道を見ているんだよ。

助かったことは、それは嬉しいよ、心底嬉しいよ。
もしかしたら、自分の家族や友人も、あのように助かるかも、って、そりゃぁ思うよ。
でも、そのために救助隊員を足止め、させないでくれるのも、報道のあり方。。。
では、無いんだろうな、やっぱり。（ー＿ー；）

勝手なことを言って、申し訳ない。
あたしは、被災地とはいえ、水も電気も来てくれて、なんとか自宅も倒壊せずに済んで
（まぁ、柱が一本とかもいが、いっちゃってるけど）
少しとはいえパソコンに向かって、好き勝手なことが言えて、
いまだに連絡のつかないいとこを案じながら、
避難者名簿や遺体安置所の情報を検索しまくっている身なのですけど。

ついつい、とげとげしくなっている自分を、情けなく思う。
たぶん、自分は助かってしまった、という「後ろめたさ」なのだろうが。
これじゃ、八つ当たりかも、と思い至るに、とほほ。で、ある。