日々是迷走中

まったく同じ名前のブログがあるけど、gooのがあたしの。
自称永遠の八歳。
ただし他称、宇宙人。

今日のひとこと、から 好きなおかず  書き足し中

2024-11-28 08:48:35 | 思い出
好きなお弁当のおかずは?という質問。

おぉう。昔は学校給食なんてものは中学校で脱脂粉乳が出た、くらいで、手作りお弁当だったね、と、思い出す。
男の子は大きなアルマイトのお弁当箱で、金色できれいだな、と横目に見てた。
みなさま、なぜか弁当箱の上にかぶさるようにして、他人から覗かれないように食べてたなぁ。
私のは銀色の楕円形のもので、真ん中に仕切りがあった。半分にご飯を入れ、のこりにおかずが入ってた。

畑もあったので、野菜のおかずが多かった。というか、肉なんて父のお給料日くらいしか、食べられなかったよ。
毎朝、学校に行く前に、背負いかごをしょって、母と隣町にあった畑までしゃかしゃか歩いた。
畑のぐるりの生け垣は桑の木で。
学校に出る前に、飼っていた蚕のえさの桑の葉を、かごいっぱいに摘んで持ち帰るのが日課だった。
蚕のことは「おかいこさん」と呼んで、かわいがっていた。

庭の物置には二階があって、そこに戸板みたいなものを数段に広げてて、その上にはっぱを広げて積み上げた。
毎日新鮮なものを、たっくさん、あげる。
ちっさな蚕の赤ちゃんから世話しているから、とってもかわいいと思ってた。
ざっくざっくざっく、と、部屋中に響く大きな音を立てて、蚕たちははっぱを食べつくす。

葉っぱを置いて、下に降りると忙しい。
外の流しで顔を洗って、(もちろん、水はくみ上げ井戸からだよ^^)手拭いで拭く。
土がついたまんまでは、登校できない。
というか、さきに朝ごはんでしょ。
台所は板の間で、箱の中にお膳が入ってた。お膳の中には、一人分ずつの食器。
みそ汁とお漬物は、必ず付いた。
煮物とか卵は、贅沢だと言われてたから、友達には言わなかったけど、庭で鶏を飼っていたから卵は毎日食べた。
ヤギや羊も飼ってて、ヤギは乳を出してくれたし、羊は近所の大きい農家の庭先にご近所みんなで連れ立って集まり、
毛刈り職人さんが年に一回とかやってきて、次々に丸刈りしてくれて。
それを、毛糸に拵えて、好きな色に染めてもらえて、毛刈りしてからしばらくすると箱に入ったきれいな毛糸が届いたっけ。
母がとても楽しそうで、こっちもなんとなくうれしい季節だった。

おっと、お弁当の話だった。
冬が長い地方なので、各教室にはストーブがあって、そのストーブの周囲に、みんなはお弁当を並べて温めていた。
中に、誰かたくあんを入れてもってきてたりするのだな、これが。
そうすると、あったまると、もんのすっごく「臭く」なって、部屋中におうもので、先生が入ってくると

おーい、ちょっとだけでいいから、窓あけて~

と、声掛けしたっけ。

はいはい~、って、みんな慣れたもので。おたがいさまだもんね、さむ~、とか言いながらみんな笑顔だった。

海苔が二段に入ってた時はうれしかったな。おかずがなくても、その時は食べれた。
うちでは「海苔だんだん」と呼んでいた。
お客様があると、頂き物で海苔とかカステラとか、あった。うれしかった。
いつもは野菜だらけで、でも、それが普通だった。いやとか思ったことなかった。

だけど、夏場に野菜の食事が三度三度続いたとき、おおきいばあちゃまが、ぼそっと言ったっけ。

 ねえさん(長男の嫁、つまり、母)、あたしゃ、青虫でないから、たまに違うもの(おかず)でも、いいよ~。

は~い、って笑ってたけど、今思うと、内心どんなだったのかな、って、ふと。
ま、大昔のことだし。(苦笑)
昔はお店も少なくて、できあいのおかずなんか、売ってなかった。
ノートに、みっしり、料理の材料や調理の仕方をメモしてた、母さん。
あれ、宝物だよ。

長くなったから、今日はこのへんで。
続き。。。長いから、どうすっかな・・・・むぅ。(←本人が一番飽きてる)

次の日。
飽きた、と書きましたが、実は、少し悲しい思い出がよみがえってしまって、折れたのです。
朝になると、なんとか回復。
過ぎたことは、悲しかろうがなんだろうが、もう、過去のこと。
終わったことはやりなおせないから、前に進むだけ。
次に同じことに出会ったら、別の道を進めばいい、だけのこと。
↑↑これ、亡母の教えです。


おぼえがき。
子を叱る、ときは、まず親(おとな)の方が冷静に。
 子供は大人の小型ではありません。
理詰めで押しても、知らないこと理解できないことは、納得できないのです。
とりあえず、抱きしめて、やってることをやめさせて。
それからでいい、作戦を練りましょう。
言葉そのものが通じない相手(幼子)には、その場から引き離す、気をそらせる、だけで、いいのです。

なんちゃって、な。
それを実行すると、わが子になめられますけどね^^;;
大きくなると、ちゃんと理解してくれるようになりますから。大丈夫。
もし理解してくれなかったら。。。。
うーーーん。ま、自分よりすっごく良くなる、ことを期待しすぎるのはやめましょう。
トンビは鷹を生まないのです、スズメならなおのこと。
そう腹をくくれば、案外楽しいことも、たくさんある。

別の言い方をすれば。
子供の方だって、理解できないなりに、いろんなこと考えてるんですよ。
めちゃくちゃなことが起きると、何十年もたっても、思い出したりするもんですから。

と、なんか食べ物の話から、えらい方向に寄ってっちゃった。

用事が出来たので、続きはまたあとで、いつか、ね^^



8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みけこ)
2024-11-29 07:19:38
そういやそんな弁当箱とストーブ、あったなぁ。
なつかしいなぁ。
青虫の暮らし、私は好きだぞ~ 笑
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Unknown (hana)
2024-11-29 13:45:30
懐かしいお話がいっぱいで 楽しく嬉しく読ませていただきました
小学生の時、給食の牛乳をストーブの上のやかんで温めてました
自転車置き場の横に、大きな桑の木があって、初夏には実を付けていたのに、先日バッサリ撤去されてしまいました(涙)

お弁当の中身、今は亡き母に注文ばかり言っていた私
今、自分でお弁当を用意することになり、わがままばっかり言っていたことを今更後悔してもね…

羊さんの毛糸で編んだセーター、とっても暖かそうですね~
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みけこちゃん、こんにちは~^^ (otikomi)
2024-11-29 13:46:01
>みけこ さんへ
>そういやそんな弁当箱とストーブ、あったなぁ。... への返信

ねぇ、どこにでも、当たり前にあった、ものなのに。
さいきんだと、秋田のわっぱで、とか、合図の塗りで、なんかの弁当箱が出てて
おっしゃれ~、って思うよ。
重箱も、螺鈿入りとか、うっとりするほどきれいだよね^^
でも、弁当そのものは、作る人少ないんでにかな。
飾っておかないで、使ってこそなんぼ、な気がするけど、もはや「歴史の中のできごと」に、なってるのかも、ね~^^;
せっせと世話したお蚕さんたちも、さなぎになったら煮立てて、そっから糸をとって
機織機、岩手の大叔母さんから織ってもらってさ、
その織りあがった布を、せっせと裁ちあげて、縫い上げて、染めてもらって、
紋のところは白抜きで、それに家紋を刺しゅうして。。。
いまだったら、やらんでしょ。
できる人も少ないみたいだし。。。やれって言われても、老眼で見えないし。みずに糸を通せない(あきれる)

時代はどんどん変化してって、便利だけどさみしい、と思う人も、今は残り少ないんだろな。
ね。
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変換できてないし^^;; (otikomi)
2024-11-29 13:48:15
合図の塗り、でなくて、会津の、だよ、というか
もう、間違いが多すぎて、なさけなし。えへえ。
判読してくらはい。とほほ。
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hanaさん、こんばんは^^ (otikomi)
2024-11-29 18:54:26
>hana さんへ
>懐かしいお話がいっぱいで 楽しく嬉しく読ませていただきました... への返信

急に出かける用事ができて、役場とかもろもろ、回ってきました^^;
お返事が遅くなってごめんなさいね^^;;
おくればせながら、コメントいただけてうれしくて、いそいそお返事。
ストーブの上って、いろいろ便利ですよね^^
ストーブ、あたしらのころは石炭だったですけど、のちに薪になりました。
そのあとペレット、だったかな?今は灯油ですか。
昔は、太い木材を、校庭に大型の丸鋸を用意して業者さんが数人で作業してくださって、
生徒は総出でバケツリレーよろしく、わっせわっせと運びましたよ^^ ね~~~^^
今のお子様方は、自分で手を出すこともないみたいで。
スイッチひとつで温まる、って、便利だけど停電には弱いよね、と、少しだけ心配。
大型の木なんかも、倒木の危険があると、全部撤去ですもん、ね。
安全安心の世界で生きてるんだから、戦争もなんも、全部やめてほしいですよね、誰も対処できない。

お弁当の中身。母は、「開けてみる楽しみを奪えない」とか、って、先に見せるとかしませんでした。
おかずの注文なんて、できないんですよ、あるものしか入れられない、っていうんだもの。
hanaさん、うれしい子供時代だったのね、素敵なお母さまで、うらやましいわ~^^♪
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Unknown (めめ)
2024-12-01 18:40:23
0系新幹線をはじめてみたとき「お蚕の顔じゃん」て思ったわたしです。

祖父母が農家でしたが、養蚕もやってました
二階建ての古民家でしたが、住居は1階、2階はお蚕さんのためにありました。
子供のころ、手伝いいっぱいやりました。

お蚕が桑の葉を食べる音を知っている人に出会えるなんて
うれしいな~
ざっくざっく、ざわざわ、さわさわ、ざざざ

でも、うっかり羽化させてしまった
あの白い蛾だけはなんだか怖かったです
返信する
めめさん、こんばんは^^ (otikomi)
2024-12-01 22:26:12
>めめ さんへ
>0系新幹線をはじめてみたとき「お蚕の顔じゃん」て思ったわたしです。... への返信

おぉ、お蚕さんがわかる人、めっけ♪
あの葉っぱを食べる音、周囲から渦のように響いて巻き込んで、浜辺に打ち寄せる波のようで、体中に響いてすごいんですよね~^^
命の音、って、大きい婆ちゃまが言ってました。
複数の猫たちのゴロゴロの大音響は、あれを思い出させて、好きです、とっても。

昔の子供って、お手伝い、よくしてましたよね。当たり前に。
いつからだろう、子供は勉強してればいいから、って、家のことから手を引かされたのって。
あたしだって、この家の担い手なのに、って、内心悲しかったこと、なんとなく引きずってます。
ちょっと離れると、細かい仕様がわからなくなるんですよね。
今まで、何でも一緒に考えてきたのに、って。なんだよぉ、って。
子供だって、芯はあるのだ。ねぇ。

うっかり羽化させて・・・
あぁ^^;隅っこの方で、パタパタ、してる子、たま~に居ましたね^^;
そぉっと庭に放して、知らんふり、してましたっけ。えへ(←きっと、悪い子)

そうそう、そちらのコメントに、「休養って言ってるのになんで連絡くれないのよ」ってメール、のこと。
あたしにも、来ましたよ、何度も、まったく同じ文面で。
誰にも教えてない(というか、自分でも知らない)メルアドに届いた時点で、間違い確定なもので。
「へぇ、上から目線ってことは、アッシーかメッシーに出したのね♪」なんて思って無視してた。
迷惑メールだったのね、よかった。自分ってば、いじわるぃ~、って、少し嫌気さしてたから。^^;
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Unknown (otikomi)
2024-12-01 22:29:16
またやってる。
休養、でなくて、急用、ね(汗
ま、毎度のことで、ごめんなさい、です~( ノД`)
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