今まで。
3・11は、震災のことでいっぱいだった。
11年目になった今年は、といえば。
ぴろり~~~ん♪
と流れてきたのは、『今日はパンダが発見された日です~』
お。
今まで、いろんないろんなこと、教えてくれたかったのに、我慢してきたんだろうなぁ、って
ついつい、思ってしまった。
さまざまなことが、流れては消え、浮かんでは消えていく。
震災復興はまだまだ、の感あり、なんだけど、あれこれ忙しい社会では、もう古いことにはかまってられん、のかもな。
生まれて古いあたしにとっての思い出、といえば。
小学校に上がってまもない、ころ。
父が出張から帰って、お土産にくれたのはソフトビニール製のミルクのみ人形、だった。
寝かせると、まぶたを閉じるの。
金髪の、青い目のお人形さん。
抱っこすると、あたたかいの。
大事で大事で大事で、いつも連れ歩いていた、妹のように。
冬に、お昼寝してたとき。
当地は掘りごたつで、炭火で温めるもの、なんだが。
何故が、へんな臭いに目が覚めて。
そうしたら。
抱きしめてたはずのお人形が、こたつの中に落っこちてて。
足に火がついて、ぶすぶす燃えてたとこだったのだ。
焦って拾い上げて、台所に走ってって井戸から水をくんで火を消して。。。。
細かいことは覚えてないのだが。
あまりにも意気消沈してるあたしを見かねて、母はデパートのお人形売り場に、あたしを連れて行った。
もしかしたら、新しいものを買ってくれるつもりだった、のかもしれないが。
当時、八戸には、丸美屋、という、唯一の「デパート」があって。
郡部に住んでいたあたしらにとって、汽車に乗って、大人に連れて行ってもらわないと行けないような、場所。
きらびやかな、夢の場所だった。今だったら、本場(アメリカ)のディズニーランドまで行った、くらいの感覚かな?
なにせ、小学校の同級生が「丸美屋に連れてってもらえた」ことを、みんなの前で自慢してる、くらいの、大イベントなのだった。
そこに、あたしは抱きしめて離さない、くだんの片足が燃えたお人形を持ち込み。
男の店員さんに、見せたんだよ。
大事にしてたのに、あたしが、こたつの中に落っことしてしまって。。。。
なおりますか?
ちょっと待っててくださいね、と、店員さんは引っ込んで。
少ししたら、戻ってきて、あたしの目の高さに合わせてしゃがんで、ニコニコしながら、言ったのね。
『大丈夫ですよ、少し入院が必要になりますけど、なおりますから、ね^^』
お人形をあずけて、振り返り振り返り、家路についたのでしたが。
何ヶ月もあと(半年くらい経ってたかなぁ。。。)のこと。
冬が過ぎて春が近づいてた、頃に。
呼ばれて、行きましたよ、丸美屋さんに。
そうしたら。
新しい足がついたお人形が、戻ってきたんです。
アメリカまで送って、直していただいたのだそうです。
『小さいお子なので、入院費用は要りませんよ^^』
母が何回も頭を下げ、感謝の言葉を述べていた、そのとき。
あたしは、無言だった。
泣きそうだった、というか。
大人は、『まぁ、こんなに感激してくれて~^^♪』と、言ってたけれど。
違うんだ。
これ、違うよ、こんなんじゃないよ、って、内心、不安と不平で満タンだった、のだよね。
今も覚えているの。
同じものが無かったとかで、ほんの少しだけ短い足がついてたの。
東京で買ってきたものだったのを、青森県で直そうとしたから、会社がちがったのだろう、とは思うんだけれど。
まぁ、本気で可愛くない子、だったんだな、あたしってば。
その後、せっかく直してもらったのに、タンスの引き出しに放り込んだまんまで。
いつのまにか、存在すら忘れて。
大人になって、初めて解る。やっと、というか。
違う会社の製品を、どうにか直そうと必死だったんだろう、大人の皆様の努力や優しさや、ユーモアのセンス。
他の店から購入したものを、無償で修理、なんて、今のお店事情なら、まず、あり得ないよね。
しかも、当の本人は感謝の言葉すら返してくれなかった、という、情けなさ、といったら^^;;
幼いものへの、大いなる愛。
感謝の言葉も言わない、ひねくれものにさえ、降り注がれる、無償の愛。
あの時、言わなかった、言えなかった、「ありがとう」を、遅すぎるけれど、今言うよ。
丸美屋のスタッフのみなさま。
アメリカの人形工場のみなさま。
運搬してくださった、たくさんの方々。
もちろん、母親にも。
幼い心を守ってくれて、ありがとう。
丸美屋さんは、その後、デパート事業から撤退してしまったんだけれど。
今でも、おもちゃ売り場で、つい、足を止める。
同じような人形を、目で探してしまう。
今のデザインのものは、複雑できらびやかで、似たようなものは見つけられないんだけれど。
子どもの時の記憶って、何十年経っても、残ってるもんだ。
願わくば。
全世界の、幼い心が、大人たちによって、守られますように。
あたたかく美しい記憶で満たされますように。
3・11は、震災のことでいっぱいだった。
11年目になった今年は、といえば。
ぴろり~~~ん♪
と流れてきたのは、『今日はパンダが発見された日です~』
お。
今まで、いろんないろんなこと、教えてくれたかったのに、我慢してきたんだろうなぁ、って
ついつい、思ってしまった。
さまざまなことが、流れては消え、浮かんでは消えていく。
震災復興はまだまだ、の感あり、なんだけど、あれこれ忙しい社会では、もう古いことにはかまってられん、のかもな。
生まれて古いあたしにとっての思い出、といえば。
小学校に上がってまもない、ころ。
父が出張から帰って、お土産にくれたのはソフトビニール製のミルクのみ人形、だった。
寝かせると、まぶたを閉じるの。
金髪の、青い目のお人形さん。
抱っこすると、あたたかいの。
大事で大事で大事で、いつも連れ歩いていた、妹のように。
冬に、お昼寝してたとき。
当地は掘りごたつで、炭火で温めるもの、なんだが。
何故が、へんな臭いに目が覚めて。
そうしたら。
抱きしめてたはずのお人形が、こたつの中に落っこちてて。
足に火がついて、ぶすぶす燃えてたとこだったのだ。
焦って拾い上げて、台所に走ってって井戸から水をくんで火を消して。。。。
細かいことは覚えてないのだが。
あまりにも意気消沈してるあたしを見かねて、母はデパートのお人形売り場に、あたしを連れて行った。
もしかしたら、新しいものを買ってくれるつもりだった、のかもしれないが。
当時、八戸には、丸美屋、という、唯一の「デパート」があって。
郡部に住んでいたあたしらにとって、汽車に乗って、大人に連れて行ってもらわないと行けないような、場所。
きらびやかな、夢の場所だった。今だったら、本場(アメリカ)のディズニーランドまで行った、くらいの感覚かな?
なにせ、小学校の同級生が「丸美屋に連れてってもらえた」ことを、みんなの前で自慢してる、くらいの、大イベントなのだった。
そこに、あたしは抱きしめて離さない、くだんの片足が燃えたお人形を持ち込み。
男の店員さんに、見せたんだよ。
大事にしてたのに、あたしが、こたつの中に落っことしてしまって。。。。
なおりますか?
ちょっと待っててくださいね、と、店員さんは引っ込んで。
少ししたら、戻ってきて、あたしの目の高さに合わせてしゃがんで、ニコニコしながら、言ったのね。
『大丈夫ですよ、少し入院が必要になりますけど、なおりますから、ね^^』
お人形をあずけて、振り返り振り返り、家路についたのでしたが。
何ヶ月もあと(半年くらい経ってたかなぁ。。。)のこと。
冬が過ぎて春が近づいてた、頃に。
呼ばれて、行きましたよ、丸美屋さんに。
そうしたら。
新しい足がついたお人形が、戻ってきたんです。
アメリカまで送って、直していただいたのだそうです。
『小さいお子なので、入院費用は要りませんよ^^』
母が何回も頭を下げ、感謝の言葉を述べていた、そのとき。
あたしは、無言だった。
泣きそうだった、というか。
大人は、『まぁ、こんなに感激してくれて~^^♪』と、言ってたけれど。
違うんだ。
これ、違うよ、こんなんじゃないよ、って、内心、不安と不平で満タンだった、のだよね。
今も覚えているの。
同じものが無かったとかで、ほんの少しだけ短い足がついてたの。
東京で買ってきたものだったのを、青森県で直そうとしたから、会社がちがったのだろう、とは思うんだけれど。
まぁ、本気で可愛くない子、だったんだな、あたしってば。
その後、せっかく直してもらったのに、タンスの引き出しに放り込んだまんまで。
いつのまにか、存在すら忘れて。
大人になって、初めて解る。やっと、というか。
違う会社の製品を、どうにか直そうと必死だったんだろう、大人の皆様の努力や優しさや、ユーモアのセンス。
他の店から購入したものを、無償で修理、なんて、今のお店事情なら、まず、あり得ないよね。
しかも、当の本人は感謝の言葉すら返してくれなかった、という、情けなさ、といったら^^;;
幼いものへの、大いなる愛。
感謝の言葉も言わない、ひねくれものにさえ、降り注がれる、無償の愛。
あの時、言わなかった、言えなかった、「ありがとう」を、遅すぎるけれど、今言うよ。
丸美屋のスタッフのみなさま。
アメリカの人形工場のみなさま。
運搬してくださった、たくさんの方々。
もちろん、母親にも。
幼い心を守ってくれて、ありがとう。
丸美屋さんは、その後、デパート事業から撤退してしまったんだけれど。
今でも、おもちゃ売り場で、つい、足を止める。
同じような人形を、目で探してしまう。
今のデザインのものは、複雑できらびやかで、似たようなものは見つけられないんだけれど。
子どもの時の記憶って、何十年経っても、残ってるもんだ。
願わくば。
全世界の、幼い心が、大人たちによって、守られますように。
あたたかく美しい記憶で満たされますように。
子供って時に残酷っていうか、大人の優しさを理解できないですからね。私自身も、覚えていないですが、きっと同じような無礼を山のようにしてきたんだろうなと思います。
それにしても良いお店でしたね!今そこまでしてくれるお店ってあるのかな?
もの知らずで意地っ張りで、分からず屋できかん坊で。
群れるし悪さするし、ものを壊すし大人が困ると喜ぶし、口が悪いし。こ憎たらしいし。
でもって、眠ってると天使のようで、心をぎぅっっ!!と、わしづかみにされる、んですよねぇ。
あの天使の寝顔が無かったら、育てるの、やだ~!!って、なっちまうですよ、きっと^^;;
実はコロナ騒ぎで、街中のデパートがひとつ、閉店することになったんですよね。
それと、片付けしてて、古いおもちゃタンスの奥から、その人形を見つけちゃったんですよw
おまけにウクライナのアレで。
で、この恥かき記事を、アップしましたのです。もちろん、実話です。
こんのやろう!!なアタシでしたが、どうかお許しを^^;;(平身低頭)
読みながらてっきりOtikomiさんもとっても感動されたのかと思いきやwww
まったく予想していなかったオチですごく面白かったです!そういう子供、いますって!
でも大人が良い人でしたね。本当に素敵な大人たちだったと思います!
私もそんなユーモアがあって優しい大人でいたいものです。
良いお話のおすそ分け、ありがとう💗
今日も良い一日を!
あたしは、ケイエスさんとこにコメントしてました~♪
そして、そちらに書き込んだとおり、お腹がいきなりぺっこぺこになって。
なにしろ、朝も昼も食べてなかった、もんで、ね^^;;
で、パパさんに運転してもらって、買い物に出かけたんですよw
帰り道の車の中で、買ってきた鉄火巻きをぱくぱく、全部食べてしまいました~^^;;えへへへへ。
ケイエスさん、検査結果が良かったこと、本当に良かったです、もしも、だったら、と、もう泣きそうでした。
無事で、いや、めでたい。舞い踊りたい気分。
食べたら眠くなる、これ、脳に回る血液が足りなくなるから、だそうで。
幸せな昼寝を楽しませてもらえました。
ねぇ、大人って、本当に素敵な存在だったのよ、昔は。
だから、早く大人になりたい、って、よく思ったわ。
今は。。。。どうなんでしょうねぇ^^;;
もしか、ずっと学校にばかり行ってるから、いつまでも子どもで居られるんでない?
昔は尋常小学校出たら就職とかだったんで、どうしても、早く成熟するしか無かったのでしょうねぇ。
まぁ、時代とともに、変わるものですからね。
できたら、改悪でなく、常に改善で、あってほしいと思いますです。
思うだけならタダですし。(ヲイ、こら!)
いろんな、いろんなこと。
すべて、良い方向に、向かって欲しいですね。
良い一日で、そりゃぁもう、ケイエスさんの検査結果で、素晴らしい午後に、なりましたとも!!♪ありがとう^^
めっちゃ嬉しいです。
私もOtikomiさんの健康をいつも祈っていますよ!!!お互い会ったこともないのに、不思議ですね:)
とっても素敵なお話でした、ちょっとウルッと…
小さかった時の「日々是迷走中」様にキュンと〜あの時お礼を言えなかったのは仕方ないと思います、大事なお人形の足が少し違ってたなんて、それは大事にしていた故にかなりショックだったかと…大人には無い感性?でお人形は'妹'だったのですから。
〜そういう場面、大人なら取り繕ってすぐにお礼が言えるものですが、てっきり同じ足になって戻って来ると信じていたお子様にはすぐには無理かも知れませんよね…
そのひたむきさにも胸が熱くなり、また周りの大人の方達の熱く優しいお心にも感動しました😍(優しい気持ちを感じたからこそ、その時に「足がちがう〜‼︎」とか大人達の前で泣かないで黙って耐えたのでしょうから、むしろえらかったと思いますよ(^_-)
女の子にも周りの優しい大人達にも
とても感動のお話、ありがとうございました〜日本も世界もいい時代だったのですね🌷🌷
今日、直していただけたの^^
部品(パッキン)が劣化してた、のですって。
でも、給湯器のありがたみ、しみじみ実感しましたよ、冬場のガス系の不調は辛い。^^;
ほんと、不思議といえば不思議。
でも、すごく嬉しい、寄り添える感覚って大事よね♪
というよりまず、祝、家族増♪
チャーリーちゃん、この先、楽しみが増えましたね~^^
検査の最中に思ったこと、って、予感だったのかもね^^♪
嬉しいわ~~~~うふうふうふ♪
どなたかコメントなさってらしたけど、gooのスタッフさんにご相談なさるのが
一番早いと思います。
編集画面の右下の方に、小さなダイヤログが開くと思います。
可愛らしいヤギさんが、「スタッフに相談しますか?」って聞いてくると思うので
「はい」って、相談のダイヤログが開くのを待ちます。
すぐ、左上に窓が開くので、そこで、内容を読んで必要なことにチェックして、あとは思うままを書き込んで見ると良いと思いますよ。
とてもとても親切で、丁寧に対応してくださいますよ。
わからない!と思ってたことが、ちいさな「はてな?」の積み重ねで巨大な不安になっていただけだった、と
気づくと思います。きっと、大丈夫。
お待ちしていますよ、いつも楽しみに拝見させていただいてます、ありがとうございます^^
今回はコメントいただいてても、すぐに返信できなくてごめんなさい。^^;
記事のアップも、コメント返しも、遅いのです、実生活も、のた~り、くた~り、と。
ちょっと前までは、「少しは落ち着きなさい!」と言われるほどに素早かった、のですが、
のたくたは、病気のせいなのでご勘弁をお願いいたします^^;;;
できるだけ速く、回復する(したい!)所存です。
幼かったわたくしに、とっても優しい解釈を、ありがとうございます^^
昔から、規格外、とか、桁外れ、とか、宇宙人、とか言われ続けてまいりました。
褒められると、こそばゆくて、もう、どうしたら良いのか解らなくなります^^;
だけど。
皆様の、優しい心や対応は、しっかり胸に刻んで生きてきました。
良い時代、でしたね。
これからも、良い時代に、なってくれますように。
人には、考え、行動する力が、あるのですもの。
停戦交渉、始まったようですね。どうか、うまく治まりますように。
とても細やかな具体的なアドバイスを大変ありがとうございました‼︎そんな相談口があるのですね😍、知りませんでした‼︎
今回はその(遠くの)身内との予定が取れて休みに会える事になったので(ついでに他の用事もある事もありで)行ってきますね、多分来週には何とか出せる様になっているかも(写真は今も撮り溜めているのでネタはあります笑😉)
⬇️の、お優しいアドバイスはスクショさせて貰いました。これから何かある度に可愛らしいヤギさんに相談してみます‼︎
それから『わからない!と思っていたことが小さな「はてな?」の積み重ねで巨大な不安に』と言う 日々是迷走中さんのお言葉、すごいですね!全ての物事に当てはまりそうですね😍
これからはそう考えて、はてな?を溜めずに、または巨大な不安になってしまったものを分解して小さな「はてな?」に戻して考える様にしようと思いました😃
深いお言葉(気づき?を)ありがとうございました∩^ω^∩ それからワタシも結構遅い、のです😅これもすみません昨日とかにお礼を言えなくて…でも本当に嬉しかったです💕ありがとうございました
これからもどうぞ宜しくお願いします🐹
気をつけてお過ごし下さいm(__)m