前を向いて行こう

さて。
いろんなこと書いていて、自分の心の整理が少しずつついていく。

先の記事のおばあちゃまだって、「見物に行こう」と思わなかったとしたら
津波に巻き込まれて亡くなっていたのだと思うし。
マスターを無理矢理誘わなかったら、マスターだって巻き込まれていただろうから
それって立派な「人助け」したのだし。
なにしろ、マスターのお店は完全に水没し、カギを掛けて行ったから材木やゴミは中には
入らなかった（水と泥は入ったそうです）と言ってたし。
店のは頑丈な分厚い扉だったのと、扉の向きが海の反対になってたのも幸いしたとか。
考えてみたら、強い人なんだなぁ、と、やっぱり敬服してしまう。

みんなして、助け合って手当たり次第に片付けて、新しい生活のために頑張ってる。
足りないものを嘆くよりも、今「ある」命を、いとおしみ、有り難く思う。
残ったみんなで、力を合わせ、声を掛け合って居る。
時々は笑顔もあふれてくる。

人間って、そうやって生き続けてきたんだなぁ。

辺りには、春の気配が充ち満ちている。
小鳥の声が朝から響き、少し足を伸ばせば野草は芽吹き、花々は咲き誇り、今日は
暖かい日差しに包まれていた。
あたしは裏山に登り、よもぎの若芽を摘んだ。天ぷらにするのです。
蕗のごくごく若い芽も（ふきのとうではありません）てんぷらには美味しい。
かっこなは、おひたしにします。
ちゅるちゅるちゅる・・・ツピーツピーツピー♪
小鳥が呼び交わしています。あたしも、鳴き真似をしたりしてみます。
水を張った田んぼには、おたまじゃくしが泳いでいました。

毎日を、前を向いて進んで行こう。

なんか、そう思いましたですよ。
今日の気分は、前向き。