夢で良かった

夢だ、と分かる夢を見た。

どこか、スペイン領みたいな町の、明るい日差しの下。
あたしは乾いた街角の粗末なテントで、果物売りをしていた。
見たこともない果物なのだが、あたしは夢の中ではちゃんと把握していた。

こんな町、知らないや。
あー、テレビかなんかで見たっけなあ。これ、夢だな？

言葉だって知っているはずはないのに、あたしにはみんなが話している現地語が分かる。
さすがは、夢だ。都合が良い。

すぐそこの民宿っぽい建物から、知った顔が出てきた。
あたしが高校生の頃に大好きだった、仲良しの男の子だ！

あたしは、彼のことがあまりにも大好きだったため、
「ずっと一生、友達でいてね～♪」
と心からのお願いをして、それで縁が切れたんだったっけ。( Ｔ△Ｔ)
友達でいて、って、ずぅっと仲良くしてて、ってことだろうによぉお～・゜゜・o(ｉДｉ)o・゜゜・。うぇぇん

それはさておき。

なんと、夢の中の彼は、外国だからか田舎だからか、なんとTシャツに柄パン一丁といういでたち。
うっわ、らっき・もとい、見てはいけない！
いくら夢だからといっても、日頃の彼はマジで紳士。失礼にあたってはいけない！

目を合わせないようにしながら、視線の端っこに「しっかりと」彼をとらえていた。
あたしってば、あたしってば、ずっるぅ～～！

彼は、そそくさ、という風に、外にあるトイレに駆け込もう、として。一瞬、止まった。
こちら（あたしの後ろ姿）を見て驚いた表情をし、そそくさとトイレの戸を閉めた。

夢って、便利～～～♪♪♪
と思いながら、ふと自分を見たら。

自分も、下はパンツ一丁だった||||(￣△￣; |||

　　　はぁぁぁぁ～～～～～～～？？？？？

がばっっっ！！！と飛び起きました。

心臓がばくばくしてた。
夢で、本当に、ほんっっとうに、良かった。