
帰国せし三越に服えらぶこの国はただ服の照る国
米川千嘉子
北朝鮮から帰国した
曽我ひとみさんの歌。
長い間の拉致から生還した曽根さん。
服も、髪型も、歯並びも、
野暮ったい姿であった。
しかし、
帰国して、どれも、
洗練された。
けれども、
内面のことはあまり報道されず、
三越で
43歳にふさわしい服を選んだことが
ニュースとなった。
内面でなく、
外見だけ見ようとする
底の浅さ。
曽我さんは、米川千嘉子と同年齢だそうだ。
‥‥‥
わたくしの時間のうらに時間ありて曽我ひとみさん(43歳)あらはる
人の時間は雨粒ほども交わらず拉致のテレビをなほ見続ける