「優しいひと」と「善人」がちゃんと別の言葉になってるわけがある。
イコールじゃないし、イコールであれば筆頭の単語になってる。
別だし、併存もしない。
世にいう「優しい」はずいぶんと胡散臭いし、安普請で、あんまり意味がない。
そんな水物のありようにこころ動かしてると、迷うばかりになってしまってやいまいかね？
そもそも、なんよそんなの。
こだわるとこ間違えなさんな。
全く話したくもない事情を語らせにかかるものが近くにいたら距離をとりなさい。
話さないでいる事情を鑑みれない無礼に期待をしても消耗があります。
「そうしてる訳がある」と勘付く人にだけ、説明なしに察してもらうまでで十分。
歯を食いしばってがんばりなさい。
自分の事情だけでやりぬきなさい。
誰かは見てる。
こっちから見えないところから。
でもそんなのいないとおもっていなさい。
結果なんか向こうから来るものなんで、期待なんかしないでください。
しないで、やるんです。
詰ってくるものを許せ。
そうとしか気持ちのやりようのなかった者は、自分に似てると思うといい。
詰りたくなるほどだと思うがいい。
黙ったまんま受けて立てばいい。
返事はしなくていい。
向こうは分かってる。
怖がれてるうちは見込みがある。
怖がってろ。居合わせろ。
怯んでも泣いててもいいけど粘れ。
怖いまんまギリギリまで。
あかんとなったら尻尾巻いて逃げたらいい。
怖がれるとこまでよくぞ耐えた。
今がよく見えても、品のないものは廃れるし、助けが起きない。
経たものが自分になるんで、なかったことにもなんねえ。
賑やかしにはやる者に先はそうない。
品だけは下げるな。
心根を姑息に貶めるな。
それが燃料になっていく。