秋海棠粗雑な日々

飼育している爬虫類を中心に紹介していきたいと思います。

使用しているステンレスメッシュについて その2

2021-03-30 20:49:47 | 飼育設備
網の番手が細かくなると当然通気が劣るようになります。

また天面に使用した場合は照明器具から出る光を通しづらくなります。ですから照明を重視した場合は
なるべく番手の低いものを使うかケージ内に照明器具を入れてしまうべきでしょう。ただし私が
使用する極端に小さいケージは外部照明を使うしかありません。
しかし網の番手が低くなると厚みが増して加工が難しくなることがあります。20番の網を半田ごてで
溶着加工するのは至難の業です。0.5ミリの厚さは意外と大きなものです。どんな素材のケージに網を
張るか組み合わせるかにもよりますが接着剤を使うか強度のある両面テープのようなもので貼り付ける
他に(一般的ではありませんが)溶剤を使って圧着する方法があります。
画像の蓋は同じプラスチックの枠を二つ作り溶剤(メチルエチルケトン)を使い網を圧着したものですが
溶剤が蒸発する際の毒性(強くはないものの)を考えるとお薦めできるものではありません。

因みに市販されているケージを作る工程ですがプラスチックペレットを溶かした後、金型に圧入されます。
冷却後、出来たパーツやガラスなどを貼り合わせるなりして組み上げたものが市販されています。
結果的には作業工程は違えど私が作った蓋と同じ構造になります。しかし全てのパーツを個人レベルで
作るのは難しいと思います。

アクリルケージの場合はカットしたアクリル板を溶剤(メチレンクロライドやメタクレン等)で貼り合わせて
作ります。一度やってみるとわかりますが意外と難しくこちらもやはりプロの作業といえるでしょう。
私の場合も大きなケージあれば市販のものを利用します。専用で出来ているものはやはり良く出来ていると
私は思います。
しかし極小ケージは市販されていませんから試行錯誤を繰り返しながら自作することになります。
話はさらに続きます。

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