秋海棠粗雑な日々

飼育している爬虫類を中心に紹介していきたいと思います。

続Paroedura妄想

2024-09-25 17:05:20 | ササクレヤモリ(ソメワケ以外)
ワイルドコートの生態が入荷した場合所謂混じりや採集者の間違いで別種が輸入
されることがあります。今回もそのようなことがありました。

お世話になっているショップさんから連絡がありました。〇〇が入荷しますがどう
されますかといった内容でした。
連絡をいただいた種は既に複数持っていたので今回は辞退することにしたのですが
後日送られてきた画像を見ると明らかに違う種です。ならばということで実物を見に
行くこととなりました。
ササクレヤモリグループはpicta種(ソメワケ)が余りにもポピュラー過ぎて他の種と飼育
方法なども混同されがちですがここではっきりと言えるのはpicta種がむしろこのグループ
において特異な存在なのです。多くの種がpicta種とは異なり幼体と成体の体色が大きく
違う点など共通点があります。シュトゥンプフやバスタール、アンドレンシス他多くの
種が幼体時は似たパターンの模様をしています。また飼育自体もソメワケより神経質で
ある程度飼育者に反応はしてくれますが臆病な個体が多いように感じられます。
本題に戻りましょう。この種は恐らくですがノシベササクレ(oviceps)もしくは近縁種では
ないかと連想されます。このグループはササクレヤモリとしては細身で吻が長く脚が長い
のが特徴です。和名をつけるのであればユウレイササクレヤモリグループとでも呼べば
良いでしょうか。話はまだ続きます。


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