ぶっち君は アレルギーのお注射の度に
大人しい置物のふりが お得意になりました。

「痛ぇんだぞ


いや~偉いよほんと。最初から 唸り声ひとつ出さなかった。
そりゃ あんな大怪我でもボスやってたんだもんね
大抵の痛みには耐えられる男だから

でも この部屋では 自分の縄張りがケージ内だけ。
なかなか出て来ようとはしないのです。
出てみる?

「う~む


戸を開けても 何度か 数歩出ては戻ることがあるだけです。
暴れまくった 初日の捕獲時が懐かしく思える。。。
出るかい?


降りる?


「おっさん 出てこいや!」

「…今はやめとく


あらまっ

偉そうな大ヤクザおやじが 貝のようにピュッと引っ込んだわ~(笑)おもろい。
毎日 見てて飽きません。 頑張れ 強いぞ ぶっちゃ〜ん

まあ いつかね


「うるせっ!」


