昨日か一昨日のことか。
それすらも忘れている。
冷蔵庫を開けて、最初にドア側に置いていたものを取り、その後本体側に目を転じていろいろと探した。ゴソゴソと。
あれっ?牛乳がないぞ!
身体感覚と財布感覚では、確か西友で牛乳を手にとってカゴに入れたはず。まさか最後、段ボール箱にまとめて入れる時に入れ忘れたとか。
いやいや、流石にそんなミスはしないだろう。
しかし実際、ないことは事実だし。こりゃまた認知症の予兆かな。
と思い、首を傾げながらドアを閉めたら、左手が牛乳を持っていた。
ほんの数秒前のことを忘れることもあれば、何十年も昔、たまたま拾い読んだエピソードをいつまでも憶えていることがある。
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そんなエピソードを2つ。
いずれもインターネットなどない時代の話。
最初は日本の雑誌かなにかで読んだ、とあるうら若き女の子の投稿記事。女子高校生だったと思う。
ある日、玄関にいたら突然両手に何本もの包丁を持った怪しげな年配の男がぬっと入ってきた。
その瞬間、彼女は「私はここで死ぬんだわ。まだ恋もしたこともないこのうら若き乙女が」と覚悟し絶望した。
すると男は「お嬢ちゃん。この家はこれとこれね。お金はもらっているからいいよ。」と言って包丁を2丁差し出した。
男は流しの研師だった。
私も昔、研師がとある家の軒先と水道を借りて包丁研ぎをするのを目撃したことがある。近所にあらかじめ声をかけて客を呼ぶ。自分で包丁を研げる主婦はあまりいないので重宝されたものだ。
さて、そのお嬢ちゃん、しばらくして母親が帰宅した。
流し台に向かって夕食の支度をしている母親に向かって「お母さん。なぜ言ってくれなかったの?私は殺されるかと思ったのよ」と語調強く言った。
母親は振り向きもせず、「あらそう」と答えたとさ。
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次は英語で読んだ記事。おそらく今はなき Reader's Digest の記事だったと思う。
とある家でパーティーが行われた。ホストの奥様はいろいろと怠りなく準備を整え、パーティーは成功。お客さんは皆、喜んで帰っていった。
後始末の際にトイレを覗いたら、きれいに積んで置いていたタオルが全く使われてなかった。
?と思い、よく見ると、その脇には "I will kill you if you use the towel." というメモ書きが置いてあった。
それは自分の子供達に向けて奥様が書いたものだった。タオルはお客さん用のものだからお前たちは使うな、という厳命のメモだ。勿論。
しかし彼女は客が来る前にそのメモを捨てるのを忘れていた、というお話でした。
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今日は結構な数・量のものを市の処分場に持ち込んで片付けた。
スッとした。
まだまだ二階とか屋根裏部屋とかに鎮座しているものがあるので、戦いは続く。
夕方、市内の中華料理屋で中学時代の仲間の同期会がある。これから向かう。
幸い、店はバス停のそばなので、例のバスチケットが1枚、100円分使える。
これだけでも得した気分。
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同期会を終えて今帰宅。
寒かった。
行きも帰りもバス。
行きはよいよいだった。
盛会で、皆楽しく飲んで食べて話した。
私は帰りのバスが来るので精算して皆に別れを告げた。
バス停は店から歩いて1分ほどのところ。しかし早く店を出過ぎた。
バス停で5分以上待つことになった。
今年一番の冷え込み。見ると零下2度。
すっかり冷え込み、帰宅後もブルブル。酔いも冷めたぞ。
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あるとき
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