ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

性同一性障がいの方が語ってくれること

2008-12-17 01:37:29 | Weblog
自分は同性愛者ですので、性同一性障がいの方とは違う立場で生きてきました。

物腰が柔らかかったからか、幼い頃から「男らしくせよ!」「しっかりしろ!」
といった言われ方をされ、嫌な思いはしてきたというものの、自分が体の性と同じ
男性であることを自覚できていたし、性別への違和感というものは無かったのです。

男性として男性を好きになる・・

そんな自分のことに気がついた時
「男性を好きになるのは女性であるはず、でなければならない」
という社会規範から、自分の恋愛や欲望を達するためには自分は女性に
ならなくてはならないのではないか?と悩んだこともありました。

同性愛者はたくさんいて、男が男として男を好きになっても(女性にならなくても)
良いと知ったとき、とてもホッとしたことを覚えています。

社会の偏見にさらされて生きていくという人生の厳しいスタートも感じながらも
自分だけじゃないんだ!自分を自分でないものに(性別まで変更)しなくても良い
のだ、と知った時の喜びは やっとこさ自分に少し向き会えられたことの喜びでした。


同性愛者なら自分が一人ではないと感じられれば大きな安堵感を一つ持てるかもしれない。
でも、性別への違和感を持っている人の場合は、そのときまったく違う位置にいるのだと思えます。

今日皆さんにご紹介するのは
北海道で性同一性障がいをカミングアウトして講演活動をされている方の記事です。

同性愛と勘違いされてしまう部分など、当事者としては辛く想像しました。
性に対する無理解、その上に同性愛への偏見・・

性同一性障がいという治療の対象と認知されることで、少しづつ社会の理解が
広がっていますが、同性愛はまだまだです。
言葉にするのもはばかられ、向き合おうとしない状況があります。

同性愛をちゃんと向き合える社会になることが、いかに大切であるか!と
思えるところでもあります。

今、LGBTとマイノリティ同士が手を取り合ってと活動が進められています。
愛媛でも当事者同士が語り合って、立場は違っても仲間同士の理解を深めて
一緒に切り開いていきたいものだと思っています。


■今すぐ!!北海道のニュースサイト BNN
女性の視点第3回 「もうへこたれることはありません」
 伊藤純さんが語る性同一性障害 

前編
http://www.bnn-s.com/news/08/12/081210122642.html
中編
http://www.bnn-s.com/news/08/12/081211150052.html
後編
http://www.bnn-s.com/news/08/12/081212132037.html




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