ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

ブロークバックマウンテン感想に見るゲイフォビア?

2006-05-15 00:35:57 | Weblog
ブロークバックマウンテンの映画感想をネットで彷徨っていると次のような嫌~な表現にぶつかりました。

良い表現を書く人もいっぱいいるのですけどね。

では早速

「妻をあのような目に合わせてしまう生き方は許せない・・」

そのように思います。でも結婚するのが当然の時代だった。
イニスもジャックも後からその選択のもたらす苦労を思い知るのです。

ヘテロ社会ゲイフォビアのシワ寄せが、ヘテロである彼女たちへ降りかかったとも見れます。不幸なことです。
でも現代でもヘテロ社会は同性愛者に男女の結婚を求めて、様々な圧力をかけています。


「認めてあげてもよいのでは?やっぱりゲイには共感できないが・・」

まあ簡単に傷つく言葉を書いてくれます。“認めてあげてもよい”ってなんなんだ!?


「男同士のラブシーンはどうしても生理的に受け付けなかった」

俺なんぞは夫婦のエッチシーンの方で目を背けたくなりましたけど!なーんて。


「でもゲイ映画ですよ。ゲイに対して強い嫌悪感がある人は見に行かないほうがいいですよ」

それはそうでしょうけど、あなたも優しい振りして差別的な言葉を平気で・・


一応、傷つきます!とは申し上げておきましょう・・・(怒)


他、気になることが・・

上映中に牧場主が2人のラブラブな様子を山で目撃されたシーンで
見ていた他の人たちから笑いが起こったらしいのです。

他にも笑うところではないところで出たとか。
とりあえず、俺は5人ほどの観客だったおかげで純粋に楽しめたことを本当に感謝したいなと思った。


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1 コメント

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Unknown (プルー)
2006-05-19 09:31:16
私はこの映画、男とか女とかではないと思います。同性愛という対社会の苦しみは、私には想像でしか解らないし、その苦悩が映画にはドラマとして必要不可欠だけど、あの中には、苦しくても相手を求めずにはいられない愛の深さ、その人を想って生きる意味、そして共に生きることが詰まっていました。妻は気の毒でした、でも二人とも静かに暮らそうと思っていた、できると思っていた。でも愛を消すことができなかった。私は彼女は 社会の犠牲だと思います。大人になると理性で生きていきがちになるけど、時代や社会の制約の中、理性では押さえきれない感情を、お互いの中に見い出せたのは奇跡です
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