写真は私の家の下の畑です。鹿が侵入防止の網に引っかかっています。写真上部が畑で
す。
畑は全面金網で覆っています。鹿以外にイノシシ、猿が来るため、こうしないと三大害獣から
野菜を守ることができません。いったい、この設備を設置するのにいくら掛かったのでしょう。
被害額は食べられた野菜だけではないのです。行政は年に一度は被害総額を発表すべき
でしょう。
害獣対策は農家にとってTPPと並んで大きな問題の1つです。大都市にイノシシが出没した
り、伊豆では死者まで出てしまいましたが、どういう対策がなされているのか、さっぱり見えて
きません。なぜ人家のある所にまで出没するようになったのか?かつてはこのようなことは
ありませんでした。人と動物は棲み分けていたのです。狼がいなくなった、猟師が減った、
山に杉や檜ばかり植えて動物たちの食料を減らした‥などなど、理由はいくつかありそうで
す。対策は大きく分けて二つでしょう。①野菜を荒らす動物は駆除する。なぜなら、人の作った
野菜はアクが少なく美味しいので、何度でも食べに来るから。②山奥から出てこないようにす
る。たとえば、山奥に栗やカキの木を植えるなど。
杉や檜は建築資材用として大量に植えられましたが、結局外材に押され、放置されました。
その結果花粉症は増え、落ち葉が無いために栄養物を作らず、牡蠣の養殖が衰退しました。
最近話題になりつつあるダニ感染症も問題です。今のところ、山村農家が防波堤になってい
ますが、農業の衰退とともに徐々に都会にまで広がって行くでしょう。結局人間は目先の利益
でしか動かないのでしょうか。かつての日本人はつつましく生きることを知っていたのですが。
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