2010年 アメリカ映画
皆様。単刀直入に申します。劇場で観てください。レンタルでなんてけちらずに、お金を払って大きなスクリーンで観てください。
もう、アタクシ個人の感想なんて恐れ多くて…と思いますが、それでもやっぱり勝手に書かせていただきます。感想というか、アタクシの衝撃体験といったほうが妥当かもしれません。
映画を見終わった後に衝撃のあまり席を立てない、という事を人生で初めて経験いたしました。そして悲しいわけでもないのに、涙が。あまりに映画が凄すぎて。衝撃に私の意識も体も吹き飛ばされたような感覚です。映画を観ている間に何度鳥肌がたったことか。
とにかくすごかったので、この興奮を早く文章にしたかったのですが、時間がないので感想はまたあとで更新させていただきます。
おすすめ度:☆☆☆☆☆+α
-------------------------------------------------------------------
2011年2月27日
追記:感想でございます。
1月下旬に『ブラックスワン』鑑賞後に、初めて席から立ち上がれなくなったという経験をしたアタクシ。その後2月中旬にも再び劇場に足を運び、2回目の『ブラックスワン』鑑賞。同じ映画を観に劇場に複数回足を運ぶのは、今回が初めてでございます。
もう、何から話したらいいのか…。映画のもつパワーがとにかくすご過ぎるのです。話がショッキングだとか映像がすごいとかそういう表面的なものではなく(いや、話の内容は十分ショッキングなのだけど)、この映画が持つ作品としての力に圧倒されてしまったのです。そして、観終わってエンドロールが流れる中、立ち上がれなくなった客席で、どういうわけか涙が溢れて止まらなくなったほど。こんな経験、初めてでございます。
もう、何を置いてもナタリー・ポートマンでございます。ナタリーの作品って、やっぱり私の中では『Leon』がものすごく印象づよくて、デビュー作とは到底思えない演技力に存在感、そしてまだ12~13歳(撮影当時はもっと若い?)だというのに「これが私よ」という独自の空気を見にまとっていて本当に衝撃だった。でも、その後の作品って実はあまり観ていなくて、『Vフォーヴェンデッタ』とSFが好きでもないのに、どういうわけか劇場で見ることになった『スターウォーズ・エピソード1』、他には『ズーランダー』のカメオとか、個人的には全然楽しめなかった『クローサー』とか、その程度。それでも気になる存在であったのは変りなく、去年11月下旬に初めて『ブラックスワン』の名前を知り、ポスターを見た時の衝撃といったら!話の内容なんか全くもって知りませんでしたが、「このポスターデザインから感じた直感が正しければ、この映画が面白くないはずがない」とある種の確信すら感じたほど。予告編を見ないうちに、こんなに映画の公開を待ち焦がれたことってこれまでに、少なくともここ数年は無かったんじゃないかと思います。
そしてやっとのこと1月下旬に劇場に足を運び、映画開始3分でもう完全にアタクシ、ノックアウトされました。劇場で素晴らしい映画に出会えた興奮。映画好き(映画館で見るのが好きな人)なら分かっていただけるでしょう。
この映画、ナタリーのプロ根性と才能が爆発しています。「バレリーナ役」なんて言葉では失礼に当たるのではと思うほど、彼女の体はまさにアスリート。開始数分で映される彼女の背中、体格、姿勢。もう、女優が演じているという枠を完全に超えております。そしてそれも納得。Bafta(イギリスのアカデミー賞)で主演女優賞を受賞したのですが、その代わりに壇上に現れた映画関係者曰く、撮影前の1年間毎日8時間のトレーニングに励んでいたとのこと。もう、脱帽という言葉以外見つかりません。現に映画の中のバレイシーンの8割はナタリーが自分で演じたとのこと。映画の中のナタリーは、もうナタリーではなく完全に「ニナ」なのです。
とにかく、ナタリーが素晴らしいのです。「うまい」とか「素晴らしい」という言葉では賞賛し切れないほど。バレリーナとしてはもちろん、ニナの気持ちの揺れ、彼女が押し殺してきた恐怖心、トラウマ、葛藤がナタリーの演技から見事なまでに伝わってくるのです。それも見事な塩梅に。
映画を見終わったあと、一緒に観に行った友人と、「主演女優賞のみならず、もうドキュメンタリー賞とか長編アニメとか一切合財を彼女に与えたいくらい!あ、でも主演男優賞はコリンにとってもらいたいし、作品賞は『英国王のスピーチ』に取ってもらいたい気持ちは変わらないんだけど。なんなら今後10年間、この映画の演技で主演女優賞を受賞を約束したいくらいにすごかった!」と興奮冷めやらず映画館の外で30分ほど話し合ったほど(アタクシ達、何様?)。そしてDVDで鑑賞するときは、尊敬と賞賛と敬意を表すためにも、レンタルとか海賊版じゃなくて(当たり前だけど…汗)、正規の値段を支払って購入したい、と二人で固く誓いました。どうでもいいでしょうけど。
映像もうまくCGが使われていて、暗くて恐ろしくて美しいのよ。本当のおとぎ話の世界のような。アタクシのお気に入りはタイトルにもなっている『ブラックスワン』の踊りのシーン。Baftaの授賞式の時の作品紹介でそのシーンが流れたので、テレビの画面で見たのだけど、もう、皆様。絶対に劇場の大きな画面で見てください!もう、ぜっんぜん違いますから!!!
バレイを題材にした映画というと、実はこれまであまり見たことがなくて『センターステージ』くらいかも。この映画の見所はバレイシーンはもちろん、スリラーとしても楽しめるし、そしてナタリーの演技はずば抜けています。
唯一、たったひとつだけ個人的ながっかりはというと、ベス(映画内でのダンサーのひとり、ウィノナ・ライダー!)の髪型。なんでそのカットなんだよ?と。でも、ウィノナが久々に大作に戻ってきたというのも嬉しいです。
日本での公開は2011年5月からだそうです。もう、絶対に映画館で見てください。アタクシ、このままだと映画館で3回目の鑑賞に足を運びそうです。
おすすめ度:☆☆☆☆☆+α(気持ち的には星10個!)
皆様。単刀直入に申します。劇場で観てください。レンタルでなんてけちらずに、お金を払って大きなスクリーンで観てください。
もう、アタクシ個人の感想なんて恐れ多くて…と思いますが、それでもやっぱり勝手に書かせていただきます。感想というか、アタクシの衝撃体験といったほうが妥当かもしれません。
映画を見終わった後に衝撃のあまり席を立てない、という事を人生で初めて経験いたしました。そして悲しいわけでもないのに、涙が。あまりに映画が凄すぎて。衝撃に私の意識も体も吹き飛ばされたような感覚です。映画を観ている間に何度鳥肌がたったことか。
とにかくすごかったので、この興奮を早く文章にしたかったのですが、時間がないので感想はまたあとで更新させていただきます。
おすすめ度:☆☆☆☆☆+α
-------------------------------------------------------------------
2011年2月27日
追記:感想でございます。
1月下旬に『ブラックスワン』鑑賞後に、初めて席から立ち上がれなくなったという経験をしたアタクシ。その後2月中旬にも再び劇場に足を運び、2回目の『ブラックスワン』鑑賞。同じ映画を観に劇場に複数回足を運ぶのは、今回が初めてでございます。
もう、何から話したらいいのか…。映画のもつパワーがとにかくすご過ぎるのです。話がショッキングだとか映像がすごいとかそういう表面的なものではなく(いや、話の内容は十分ショッキングなのだけど)、この映画が持つ作品としての力に圧倒されてしまったのです。そして、観終わってエンドロールが流れる中、立ち上がれなくなった客席で、どういうわけか涙が溢れて止まらなくなったほど。こんな経験、初めてでございます。
もう、何を置いてもナタリー・ポートマンでございます。ナタリーの作品って、やっぱり私の中では『Leon』がものすごく印象づよくて、デビュー作とは到底思えない演技力に存在感、そしてまだ12~13歳(撮影当時はもっと若い?)だというのに「これが私よ」という独自の空気を見にまとっていて本当に衝撃だった。でも、その後の作品って実はあまり観ていなくて、『Vフォーヴェンデッタ』とSFが好きでもないのに、どういうわけか劇場で見ることになった『スターウォーズ・エピソード1』、他には『ズーランダー』のカメオとか、個人的には全然楽しめなかった『クローサー』とか、その程度。それでも気になる存在であったのは変りなく、去年11月下旬に初めて『ブラックスワン』の名前を知り、ポスターを見た時の衝撃といったら!話の内容なんか全くもって知りませんでしたが、「このポスターデザインから感じた直感が正しければ、この映画が面白くないはずがない」とある種の確信すら感じたほど。予告編を見ないうちに、こんなに映画の公開を待ち焦がれたことってこれまでに、少なくともここ数年は無かったんじゃないかと思います。
そしてやっとのこと1月下旬に劇場に足を運び、映画開始3分でもう完全にアタクシ、ノックアウトされました。劇場で素晴らしい映画に出会えた興奮。映画好き(映画館で見るのが好きな人)なら分かっていただけるでしょう。
この映画、ナタリーのプロ根性と才能が爆発しています。「バレリーナ役」なんて言葉では失礼に当たるのではと思うほど、彼女の体はまさにアスリート。開始数分で映される彼女の背中、体格、姿勢。もう、女優が演じているという枠を完全に超えております。そしてそれも納得。Bafta(イギリスのアカデミー賞)で主演女優賞を受賞したのですが、その代わりに壇上に現れた映画関係者曰く、撮影前の1年間毎日8時間のトレーニングに励んでいたとのこと。もう、脱帽という言葉以外見つかりません。現に映画の中のバレイシーンの8割はナタリーが自分で演じたとのこと。映画の中のナタリーは、もうナタリーではなく完全に「ニナ」なのです。
とにかく、ナタリーが素晴らしいのです。「うまい」とか「素晴らしい」という言葉では賞賛し切れないほど。バレリーナとしてはもちろん、ニナの気持ちの揺れ、彼女が押し殺してきた恐怖心、トラウマ、葛藤がナタリーの演技から見事なまでに伝わってくるのです。それも見事な塩梅に。
映画を見終わったあと、一緒に観に行った友人と、「主演女優賞のみならず、もうドキュメンタリー賞とか長編アニメとか一切合財を彼女に与えたいくらい!あ、でも主演男優賞はコリンにとってもらいたいし、作品賞は『英国王のスピーチ』に取ってもらいたい気持ちは変わらないんだけど。なんなら今後10年間、この映画の演技で主演女優賞を受賞を約束したいくらいにすごかった!」と興奮冷めやらず映画館の外で30分ほど話し合ったほど(アタクシ達、何様?)。そしてDVDで鑑賞するときは、尊敬と賞賛と敬意を表すためにも、レンタルとか海賊版じゃなくて(当たり前だけど…汗)、正規の値段を支払って購入したい、と二人で固く誓いました。どうでもいいでしょうけど。
映像もうまくCGが使われていて、暗くて恐ろしくて美しいのよ。本当のおとぎ話の世界のような。アタクシのお気に入りはタイトルにもなっている『ブラックスワン』の踊りのシーン。Baftaの授賞式の時の作品紹介でそのシーンが流れたので、テレビの画面で見たのだけど、もう、皆様。絶対に劇場の大きな画面で見てください!もう、ぜっんぜん違いますから!!!
バレイを題材にした映画というと、実はこれまであまり見たことがなくて『センターステージ』くらいかも。この映画の見所はバレイシーンはもちろん、スリラーとしても楽しめるし、そしてナタリーの演技はずば抜けています。
唯一、たったひとつだけ個人的ながっかりはというと、ベス(映画内でのダンサーのひとり、ウィノナ・ライダー!)の髪型。なんでそのカットなんだよ?と。でも、ウィノナが久々に大作に戻ってきたというのも嬉しいです。
日本での公開は2011年5月からだそうです。もう、絶対に映画館で見てください。アタクシ、このままだと映画館で3回目の鑑賞に足を運びそうです。
おすすめ度:☆☆☆☆☆+α(気持ち的には星10個!)