映画食い倒れ。

~映画は人生のデザートです~

個人的覚え書きのため、たまにネタばれありです。

「心霊写真~Shutter~」

2008年04月04日 | 映画~さ~
2004年のタイ映画です。邦題そのまま、心霊写真の映画ですので怖さももちろんありますが、ストーリー展開がなかなか面白くてよかったです。

若い写真家タンと恋人のジェーンは、車で走行中に若い女性をはねてしまう。女性にすぐに駆け寄ろうとしたジェーンをタンは引きとめ、そのまま帰路へ。その事故後、大学での卒業式の写真撮影をしていたタンの写真には、そこにいるはずのない女性が写りこんでいたり、たくさんの写真に白い影が。そこからタンの周辺でおかしな出来事が起こり始める・・・


ぜんぜん期待していなかったのですが、なかなか面白い作品でした。心霊写真の女性、タン、恋人ジェーン、親友たちとの関係が映画が進むにつれて明確になってきます。

主人公のタン、最低な男です(殴)。そしてこの友達がまたひどい。類は友を呼びます。昔の人は的確な表現をなさるわ。ただこのタンくん、男前です。正直に言うと、「笑い飯」の西田が入っていますが、それでも男前です。調べてみると、タイとオージーのハーフだそう。それから恋人ジェーン、かわいいけど演技力はない。このあたりが日本映画と同じにおいがします。彼女を見ながら「リング」や「呪怨」の松島奈々子や奥菜恵を思い出しました。演技力よりもビジュアルです。それでも今回はそんなことが気にならなくなるくらい、映画に引き込まれたので別によいのですが。

それからキーとなる女性の幸薄加減が抜群です。ナイス・キャスティング!良くぞ見つけてきた、と思うほどはまっています。

怖がらせ方の表現は、今までで出尽くした感があるので新鮮味はありませんが、「あー、日本もタイも一緒なんだなぁ」と妙なところで納得(勉強?)になります。ストレートの黒髪とか。酒の席で女はでしゃばらないとか。映画の結末やタン君の体調異変とかも、「怖い」の概念が日本と基本的に同じなのです。そこが一番の驚きで面白かったところかな。旦那(欧米人)と一緒に見ていたのですが、所々説明してあげると「そうなのか、なるほどーーー」とうなっていました。


この映画、すでにハリウッドでリメイクされており、そのリメイク版は現在ここイギリスでも公開中です。(←まだでした。アメリカでは公開中だそうですが、イギリスはもう少し後になりそう。2008年4月5日追記)アメリカ映画ですが、監督は落合正幸。『感染』や『天使の牙』の監督だそう。どっちも未見ですが、作品の幅が広いですね。そして、奥菜恵も重要な役どころで出演しているとのこと。ジェーンを見て奥菜恵を思い出した私は、きっと彼女に呼ばれていたんですね(殴)。ほかに宮崎美子や多数の日本人俳優も出演しているようです。なにせ舞台が日本ですから!ちょっと楽しみです。



お薦め度:☆☆☆★ (いろんなサイトを見てみたところ、かなり評価が低いようですが、私は悪くないと思います。)


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2 コメント

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Uh-oh back pain... (おゆり)
2008-04-09 03:07:15
Thanks for your comment. Yes, it was nice film I think, too. Wanna see remake one.
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uh-oh neck pain.. (Nick)
2008-04-07 20:11:44
Hello! A great film, really erie with a a few good scary moments.
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