はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

「老優たちの日々」

2021-10-21 12:02:00 | 気になる:人

どうも、年代・世代の話題が続いてしまいますが

 

先日、BSで「シャーロック・ホームズ」を見たあと、突然このお3人が登場。

どうやら、「NHK特集」のアーカイブスのひとつのようでした。
 
タイトルは「老優たちの日々」
 (テレビを撮影)
懐かしいなぁ。
左から浜村純さん、加藤嘉さん、花沢徳衛さんです。
皆さん当時、同じ事務所に所属されていたようです。
 
途中、笠智衆さんや浦辺粂子さん、大滝秀治さん、なども登場。
 
タイトルに「老優」が付くくらいですから、老いや病気との戦い、同世代の仲間が亡くなっていく寂しさ、今自分にできることなど、日常の生活を、インタビューを交えながら追っていました。
いろんなものを抱えながらも、タイプの違うお3人の共通点は
「衰えない芝居への情熱」
プロフェッショナルでした。
 
 
この方たち、自分が物心ついた時から「おじいちゃん」だったなぁとなどと思いながら見ていましたが…(知ってる私も相当ですが😝) そう、私が思い描く「おじいちゃん像」というのは、こんな感じの方たち。
 
恐らく昭和61年放送の番組で、当時、浜村さんが80歳、加藤さんが73歳、花沢さんが75歳。
 
えっ⁉️ 加藤さんが1番年下?
記憶が間違ってなければ、浜村さんが1番最近までご存命だったかと。その方が1番年長者だったとは。
 
 
それにしても、73歳…本当に失礼ですが、印象的には今の85、6歳くらいに見受けられます。


一件、穏やかそうに見える加藤さん。
意外にも、(若い)奥さまに指摘されると、「素人が黙ってろよ!」と江戸っ子?みたいに強い口調で言い返す、意外な素顔。仕事モードになるとご家族も気を遣うほど結構ストイックな方。
 
花沢さんは、テレビで見るとおりの、気さくでおしゃべり好きそうなおじさん。病気されたことも「年だから仕方ない」と受け流すタイプ。
大滝さんや、浦部さんたちと楽しく?!麻雀されてる姿が、時代だな~って。
 
浜村さんは、戦争で兵士として辛い体験をされていますが、歳を重ねるごとにそういう「厳しさ」は感じられず、80歳を迎えても姿勢がよく、電車で職場へ通う、イメージどおりの穏やかな紳士。


みなさん、昭和初期から活躍され、戦争を経験し、乗り越えてきた「重み」が、貫禄に繋がるのでしょうかね。
 
プロフェッショナルな姿と、桜の木の下で宴会を楽しんでいるお姿と、名優たちのオンとオフの顔を懐かしく拝見しました。
 
 
 
ところで、今ご活躍の70代。調べました。
舘ひろしさん、中村雅俊さん、神田正輝さん、岩城滉一さん、市村正親さん、鹿賀丈史さん、北大路欣也さん…
 
違いすぎる😁
今の方たちが若すぎるのか?
 
バイプレイヤーと言われる方たちだと、
橋爪功さん、角野卓造さん、笹野高史さん、平泉成さん、小野武彦さん・・・いやいや、まだまだいらっしゃいます。
いぶし銀の方たちばかりですが、それでもまだまだ皆さんお若いです。
 
 
最近、同じような「老いとの戦い」ドキュメントを、先般亡くなった織本順吉さんや、仲代達矢さんで見ましたが、当時お二人とも90歳前後だったので、それを思うと、今の70代は、まだまだ若い、現役世代なんだなぁと。
 

今の人が悪いとか、そういうことではないです、決して。
ただ、時代背景、世相の違いは大きいですよね。これは、自分たち50代もそうですが、明治や大正、昭和初期生まれの方たちには、「貫禄」に関しては越えられそうもない。このドキュメントを見ながら、そんな気がしました。

コメント    この記事についてブログを書く
« 頼れる姉御、天海祐希さん 。 | トップ | 一時代の終わり その2 。 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

気になる:人」カテゴリの最新記事