はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

頼れる姉御、天海祐希さん 。

2021-10-18 08:06:00 | 記録:宝塚
先日、「あさイチ」にご出演の天海祐希さんを見ました。(録画で)
宝塚時代から見てきましたが、いい感じで歳を重ねられて、本当に素敵な方です。
 
天海さん・・というより、はぎおにとっては「ゆりちゃん」。(以後ゆりちゃんとさせていただきます。)
ゆりちゃんの話は、過去何度も書いてますが、思いつくところはこのあたり↓

2005.7 2009.9 2011.7 2012.1 2013.2 2017.1 などなど
 
 
変わらない美しさ。
とても気遣いができる優しさはありながらも、サバサバとしていて、言うべきことはきちんと言える、とてもバランスの取れた人。
何年も「上司にしたい女優」の上位にいるのは納得です。
 
宝塚に興味を持ってから、彼女を見続けていますが、30年ほとんで変わらないのです。見事と言うしかない…
在団9年程度ではありましたが、一時代を築き、今でも宝塚ファンにとっても「伝説の人」です。
 
宝塚時代は、照れ屋さんだったのか、仕事の集中したかったのか、ファンにあまり迎合せず、笑顔もなく早歩きで楽屋入り。正直、不愛想でしたよこちらは、それが当たり前だと思ってましたが、当時から「異色」だったんでしょうね。早くからの抜擢で、そういう「余裕」はなかったのでしょうか。
しかも、ファンに対して夜遅くまで続く稽古の出待ちを禁止したとか。若い女の子が夜遅くまでいることは良くない、という彼女なりの配慮、優しさです。当然と言えばそうですが、なかなかできませんよね。
それと、銀橋に出たときの拍手禁止。あの拍手は私も疑問に思ってましたが、出る側もオーケストラの音が聞こえづらいので、ファンにお願いしたそうです。
おかげで見る側も、無駄な拍手が減って、当時とても見やすくなりました。

そういえば、自身の退団公演の新人公演の幕が降りたとたん、客席から舞台へ駆けつけ、自分の役を演じた人に、労いもそこそこに、すぐさま指導したという話も😁それだけ熱心、一生懸命なんでしょうね。

劇団に対しても。特に主役級になるほど多忙になり、公休日も休めないことが多かったので、トップになった時、必ず公休日は休ませてほしいと訴えたとか。これは、他の組子にも同様の待遇を…という正義感もあったのでは?

(以上、ご本人の著書の記憶と、他の方のインタビューの記憶を辿って書きました。思いが溢れ出すぎた?)

今なら間違いなく世の中から糾弾されるタイプでしょう。でも、当たり前のこと、思ったことをちゃんと伝えられる「強さ」があったればこそ、若くしてトップになっても「リーダシップ」を発揮していたのではないかと。自分に厳しく、人には優しく時に厳しく。本人はきっと必死だったと思いますが、上下関係なくみんながついていけた存在だったんでしょうね。

そういえば、好きなJ-Popをサヨナラショーで使ったのも、彼女が最初じゃないかな?
間違いなく、新たな時代を作った存在です。
 
退団して20数年経っても、そのスタンスが全く変わってない。
逆にそのスタイルが、今では「カッコイイ」と評価され続けている。
 
 
男役の方は、退団後、映像で活躍できる人は多くないです、正直。
彼女も10年くらいは苦労されたのではないかと。
でも、無理に女性っぽくしない外見もそうですが、中身はずっと変わっていない。時代が彼女のスタイルに追いついたのかしら?
 

 

今まであまり語ることのなかった、宝塚時代の思い出話。(ご家族もよくできた方々で・・・初めて知ることばかりでした)
OGがよく出演するイベント的なものにもほとんど参加しないので、彼女にとって宝塚は「過去のもの」だと思っていました。
「あさイチ」では、その当時の話がメインな感じだったので、なんだかうれしくなりました。やはり、大切な時間だったのですね。


そういえば、お友達としてVTRに登場した若村麻由美さんやマツコさん、話題に上った草笛光子さん…皆さん大好き💕それぞれタイプは違いますが、「姉御肌」という共通点、ないですか?

 
 
ここからは少し話が変わりますが。
 
誰が悪いわけではないですが、最近、優しい人が「人格者」みたいなことが多くて、なんだかちょっと寂しい気持ちです。
それはそれでいいことだとは思うのですが・・・
 
一観客としては、自分を律した孤高な人、ピリッと厳しそうな人が好きなのです。
宝塚で一例をあげますと(イメージですよ。(敬称略))・・・瀬奈じゅん、大空祐飛、霧矢大夢、蘭寿とむ、凰稀かなめ・・・珠城りょうも同じ匂い。そして、轟悠・・・
もし自分の身近にいたら緊張して、なにやっても怒られっぱなしな気がしますが
 
 
共通するのは、自分に対しても、人にも厳しいけれど、その人のためを思って指導・指摘してくれそうな人たち。
ゆりちゃんもそうですよね。
 
 
昔はトップ同士、組同士がライバル心むき出しだったとか。
今と時代が違うので、比較はできませんが、そういう「緊張感」を欲している時があります。
 

怒鳴りあげられるのはご勘弁ですが時にはビシッとアドバイスいただける存在って大事だなと思う今日この頃です。
そういう意味で、ゆりちゃんのような姉御的存在が身近にいてくれたらな~なんて、ね。

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