松本幸四郎(当時市川染五郎)主演の、「馬に乗る」火盗改めが舞台の時代劇。
正直知らなかった~面白いじゃないですか。
まぁ勧善懲悪の時代劇の定番・王道のようなストーリーですが、とても上品な仕上がり。それから登場人物が魅力的。主演の幸四郎さんをはじめ、若い奥方に夏目雅子(可愛い)、部下に加藤武、伊東四朗、根津甚八、大出俊、・・・密偵に笑福亭仁鶴、志賀勝、池波志乃などなど。ゲストも豪華で、この前は絶頂期のツービートが長屋の住人で出てました。
切れ者で上役にも意見する性格を認められて火盗改方長官に任命された黛内蔵助。
今までと全く異なる方針に戸惑う同心達。しかし、何ものにも揺るがない堂々とした指揮ぶりに、次第にまとまりのある強力な集団へと変わっていく
染五郎時代の幸四郎さん、30代だと思うんだけどそれはそれはリーダーとして一本筋が通った、申し分ない貫禄ぶり。(そういえば弟吉右衛門さんも火盗改長官をやってましてね―鬼平で)ちょっと前に高橋英樹さんがやっているのも見ましたが、ちょっと違うんだなぁ。原作は読んでいないけど、幸四郎さんの方が適役のような。
加藤さん・伊東さんは当たらず触らず的な感じで仕事をこなしてきた古いタイプの同心。この2人がコメディリリーフ的で抜群さすがです。
はぎお的には、常にクールながら優しさもある「平岩隼人」(大出俊氏がいいのさ~)にはまってたのに18話で死んでしまって・・・これはちょっとショックスケジュールの都合だと思うけど、最後まで出てほしかったなぁ
ちなみに、はぎおも乗馬を多少かじっています(いましたと言った方がいいかな?)が、あの装束で馬上から刀を振り回すなぞ、考えられませぬ至難の業です。ましてや、片手に刀を持って全速力で駆けるなど、至難の業。
時代劇、特に大河ドラマなどの戦国時代を舞台にしたものはいつも感心します。役者さんも(特に女優さん)命がけだと思います
そんなことも含めて、馬が駆けているシーンは気持ちのいいものです。
ストーリーや登場人物はもちろん、騎馬ぶりも楽しみなこの番組。
ただ、最初からすべて見ていないので、もう一度ちゃんと見たいなぁ。時代劇チャンネルさんに投稿しようかな原作も探してみようっと。
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