仕事場以外での会話は、本当に言葉遣いも悪いはぎお(職場では逆にくだけた会話が苦手で)
それに、メールを含めた手紙や、会話など、敬語はもちろん、文面の言葉選びも未だに自信がありません。
いい大人がお恥ずかしい限りです
そんな中、ずっとこの本が気になっていて、先日ようやく図書館で借りてきました。
日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現 | |
高橋こうじ | |
東邦出版 |
本屋さんでチラッと立ち読みした時、日常で役立ちそうだなぁと思ってまして。
各テーマはこちら↓
・語らい ・もてなし ・手紙 ・言挙げ ・言伝 ・恋 ・交じらい ・装い
・住まい ・味わい ・眺め ・学び ・遊び ・そぞろ歩き ・あめつち
・生きもの ・性 ・思い ・つとめ ・時 ・魂
会話から手紙、日常、自然、勉強、遊び、自然、仕事・・・いろいろな分野に分かれてます。
その上で、自分にとって、
①役立ちそうなもの
②(特に時代劇を見るうえで)参考になるもの
③流し読み程度のもの・・・
特に①②に関しては、ほぼ全部手帳に書き留めちゃいました
例えば・・・
<手紙>
普通なら「ご自愛ください」というところを → 「お体をお厭い(いとい)ください」 の方が良いのだそうです。
また、高齢者や体の弱い方には → 「くれぐれも御身おいたわりください」
「(約束を)おろそかにしない」 → 「ゆるがせにしない」
<交じらい>
「親しくする」 → 「誼(よしみ)を結ぶ」
<眺め>
「有名な・誰もが知る」 → 「名にし負う」
「美しく並ぶ屋根」 → 「甍(いらか)の波」
<学び>
「心情を述べる作文」 → 「綴る」
<そぞろ歩き>
「くねくねした坂」 → 「葛折(つづら)り」
「橋の欄干」 → 「おばしま」
「商店街の中にある民家」 → 「しもたや」
<生き物>
「象」 → 「きさ」
「常緑樹」 → 「ときわぎ」
「倒木の根や切り株から新芽が出る」 → 「ひこばえ」
<思い>
「飽きることなく緊張が緩むことなく」 → 「倦まず弛まず(うまずたゆまず)」
「物事をいい加減にしない」 → 「徒や疎かにしない(あだやおろそかにしない)」
・・・・ほんのごく一部を抜粋。書き始めたらキリがないです。
「こんなの、常識じゃん」って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、はぎお自身も知らず知らずのうちに使っていた言葉もあれば、全く初耳の言葉もあり、まだまだ知識不足だなぁと実感
まぁ、書き留めたことが役立つかどうかはわかりませんが、メールや手紙を書く上で、ちょっと考える参考になるかも
それよりなにより、「時代劇」を見るうえで役立ちますねぇ
あ、ブログはあくまでも「個人的な感想文」なので、あんまり使えそうにはないですね。(だって本当にお上品で堅苦しいものになっちゃいそうなので)
今と昔の言葉の対比だけでなく、その言葉が生まれた背景や意味など、解説を読むだけでもなかなか楽しいものでした。
良かったら一度ぜひ
図書館で借りたいと思います。
大和言葉。身近なのは、新幹線の名前(笑)
「ひかり」「こだま」
次の新幹線の名前を決める委員会のひとりの阿川佐和子さん。
御父君も大の鉄道ファン。
選定委員会に出席する娘に、「今までの名前は、大和言葉なんだ」とひとこと。
新しい新幹線の名前は、「きぼう(希望)」に決まりました。
会議終了で、立ち去る阿川さんは、「そう言えば、今までの新幹線は大和言葉だそうですね。
『希望』の大和言葉は『のぞみ』ですよ」と言って帰ったそうです。
翌日、発表されたのは、決定した「きぼう」ではなく「のぞみ」
阿川佐和子さんは新聞を読んでびっくりしたそうです。
大和言葉は、知らないうち身近にあったりするのですね。
こんにちは。
読んでるだけで、心穏やかになりそうな、そんな雰囲気です。
阿川さんの話、どこかで聞いた気がします。
でもそれが「大和言葉」と関係してたなんて、言葉ってすごいですよね。
なんというか「響き」が良いと言いますか、同じこと一つ言うにも「悪い気がしない」って感じです。
たくさん掲載されてますので、ぜひぜひ読んでみてください!