はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

「日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現」

2015-05-13 20:32:15 | 記録:本

仕事場以外での会話は、本当に言葉遣いも悪いはぎお(職場では逆にくだけた会話が苦手で

それに、メールを含めた手紙や、会話など、敬語はもちろん、文面の言葉選びも未だに自信がありません。

いい大人がお恥ずかしい限りです

 

そんな中、ずっとこの本が気になっていて、先日ようやく図書館で借りてきました。

日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現
高橋こうじ
東邦出版

 

本屋さんでチラッと立ち読みした時、日常で役立ちそうだなぁと思ってまして。

 

各テーマはこちら↓

 

・語らい  ・もてなし  ・手紙  ・言挙げ  ・言伝  ・恋  ・交じらい  ・装い

・住まい  ・味わい  ・眺め  ・学び  ・遊び  ・そぞろ歩き  ・あめつち

・生きもの  ・性  ・思い  ・つとめ  ・時  ・魂

 

会話から手紙日常自然勉強遊び自然仕事・・・いろいろな分野に分かれてます。

 

その上で、自分にとって、

①役立ちそうなもの
②(特に時代劇を見るうえで)参考になるもの
③流し読み程度のもの・・・

特に①②に関しては、ほぼ全部手帳に書き留めちゃいました

 

例えば・・・

<手紙>

普通なら「ご自愛ください」というところを → 「お体をお厭い(いとい)ください」  の方が良いのだそうです。

また、高齢者や体の弱い方には → 「くれぐれも御身おいたわりください」


「(約束を)おろそかにしない」 → 「ゆるがせにしない」

 

<交じらい>

「親しくする」 → 「誼(よしみ)を結ぶ」

 

<眺め>

「有名な・誰もが知る」 → 「名にし負う」

「美しく並ぶ屋根」 → 「甍(いらか)の波」

 

<学び>

「心情を述べる作文」 → 「綴る」

 

<そぞろ歩き>

「くねくねした坂」 → 「葛折(つづら)り」

「橋の欄干」 → 「おばしま」

「商店街の中にある民家」 → 「しもたや」

 

<生き物>

「象」 → 「きさ」

「常緑樹」 → 「ときわぎ」

「倒木の根や切り株から新芽が出る」 → 「ひこばえ」

 

<思い>

「飽きることなく緊張が緩むことなく」 → 「倦まず弛まず(うまずたゆまず)」

「物事をいい加減にしない」 → 「徒や疎かにしない(あだやおろそかにしない)」

 

・・・・ほんのごく一部を抜粋。書き始めたらキリがないです。

 

「こんなの、常識じゃん」って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、はぎお自身も知らず知らずのうちに使っていた言葉もあれば、全く初耳の言葉もあり、まだまだ知識不足だなぁと実感 

まぁ、書き留めたことが役立つかどうかはわかりませんが、メールや手紙を書く上で、ちょっと考える参考になるかも

それよりなにより、「時代劇」を見るうえで役立ちますねぇ

あ、ブログはあくまでも「個人的な感想文」なので、あんまり使えそうにはないですね。(だって本当にお上品で堅苦しいものになっちゃいそうなので

 

今と昔の言葉の対比だけでなく、その言葉が生まれた背景や意味など、解説を読むだけでもなかなか楽しいものでした。

良かったら一度ぜひ


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2 コメント

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何これ素敵・・・ (リュー弾)
2015-05-15 08:22:00
なんと優美な響きの数々。
図書館で借りたいと思います。

大和言葉。身近なのは、新幹線の名前(笑)
「ひかり」「こだま」
次の新幹線の名前を決める委員会のひとりの阿川佐和子さん。
御父君も大の鉄道ファン。
選定委員会に出席する娘に、「今までの名前は、大和言葉なんだ」とひとこと。

新しい新幹線の名前は、「きぼう(希望)」に決まりました。
会議終了で、立ち去る阿川さんは、「そう言えば、今までの新幹線は大和言葉だそうですね。
『希望』の大和言葉は『のぞみ』ですよ」と言って帰ったそうです。

翌日、発表されたのは、決定した「きぼう」ではなく「のぞみ」
阿川佐和子さんは新聞を読んでびっくりしたそうです。

大和言葉は、知らないうち身近にあったりするのですね。
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Unknown (はぎお)
2015-05-16 23:53:36
>リューザキ弾正さん
こんにちは。

読んでるだけで、心穏やかになりそうな、そんな雰囲気です。

阿川さんの話、どこかで聞いた気がします。
でもそれが「大和言葉」と関係してたなんて、言葉ってすごいですよね。

なんというか「響き」が良いと言いますか、同じこと一つ言うにも「悪い気がしない」って感じです。

たくさん掲載されてますので、ぜひぜひ読んでみてください!
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