CSを何となく見ていたら、なんとも懐かしい、いや初めてだけど、「懐かしいホームドラマ」に食い入って見ていました。
堺正章さん主演、TBSお得意の「ホームドラマ」。
さすがに、見た記憶なないのですが、タイトルは見覚えがあり、ついつい見ちゃいました。
ストーリーはこちら↓
堺正章主演で描かれる、隣同士で暮らす2家族の笑いと涙のドラマ。舞台は神田川流れる高田馬場の二軒長屋。先祖伝来の製造法を守ってきた豆腐屋の野沢家と、老舗ののれんを捨ててピザ店に変えた桜木家の間には、江戸時代以来、代々にわたる確執が存在していた。堺演じる野沢家の次男・徳二は家族中のお荷物を引き受けがちな性格で、桜木家との厄介ごとに日々、巻き込まれてしまい…。古手川祐子、田原俊彦、山岡久乃、木内みどり、津川雅彦ら豪華キャストが顔をそろえた懐かしのホームドラマ!1982年作品。(TBSチャンネルHPより)
山岡久乃さんの「山椒は小粒でもぴりりと辛い」的な感じが大好きだったので、山岡さん出演のドラマは結構見てたはずなのですが、これは知らなかった。
ただ、デビュー間もないトシちゃんこと、田原さんが「山岡さんは厳しかったけど本当のお母さんのようで大好きだった」という話をされていた記憶があるので、もしやこのドラマだったのかな?と。
津川さんとか、木内さんとか、最近亡くなった方も多数ご出演で、当然のごとく皆さん若々しく、晩年のどっしり感と違って、「みんなこんな時代もあったんだよね~」とニンマリしながら見てしまってました。
ホームドラマなんですが、みんな、いろんなことが上手くいかない、とか、想像もしない思いがけないことが起こる、とか、掛け合いは軽妙だけど、どこか「物悲しい」ものが流れている、ちょっと切ないドラマ・・という印象です。
マチャアキさん、「西遊記」なんてすごく楽しい思い出ですが、今見直すと、結構悲しいストーリが多いんですよね。そして、孫悟空も実はちょっと陰のある役柄だったり。
この役もそうですが、意外と一見明るいけど、その胸のうちは・・・みたいな。寂しそうな「眼」をされるんです。その悲しさをばねに「精一杯生きてる」感じがとてもお似合いです。
そして、このドラマでは、けんかっ早いけど、兄弟思いの優しい兄。
登場人物が、思いやりがあって優しいんですよね。
表立ってではなく、裏から、見えないところから支え合ってる。
こういうドラマ、本当に癒されます。特に今、こういう優しさが身に染みます・・・
ま、どこの家族でも自己中の人もいるように、このドラマにももちろんそんな人たちもいますけど(笑)
まだ「金八先生」のナイーブさが残っているトシちゃんが、本当に可愛くて。
これまた影があって、ナイーブで、優しくて。
このドラマ、バブル前の、まだ日本が元気だった頃。
でも、不動産とかマンションとか、その後の世相を感じさせるセリフが垣間見られます。
きっと、このドラマの、地道に生きている主人公たちも、放送40年後に見ている側からすると、これから迎える「バブル」の波にのまれて、苦労することは疑う余地もないのですが、それも一つの「ドラマ」なのかなって。
「エール」同様、収まるところは収まって、何となく「この先どうなったんだろう」と、ふわっとした感じで終了しましたが、見る側の「想像力」「余韻」が楽しめる終わり方も素敵だなって思います。
堺正章さん 子供の頃はおサルさんぽくって目立ちがり屋みたいで好きでなかったけど 年取ってYOUTUBEで見るようになって スマートで洗練されてて笑いのセンスはお笑い芸人さんとはまた違う大人のフリで短い言葉で笑わせ そこに愛があるんですよね。この人は凄い。
この前YOUTUBEで向田邦子の春がきたを見て とても良かったのではぎおさんも是非 見てみてください。
コメントありがとうございます。返信が遅くなってごめんなさい!
YouTubeで、さすがにこのドラマ、あがってないですよねぇ・・
マチャアキさん、昔からオシャレでしたが、今でもスマートで洗練されてて、カッコいいです。
もちろん、面白いのですが、お芝居や着こなし、それに、かくし芸のこだわりも含め、「プロ意識が高い」方ですよね。良い年の重ね方をされて、ますますご活躍が楽しみな方です。
「春が来た」NHKのドラマでしょうか。調べたら、大好きな加藤治子さんがご出演とのこと。ちょっと見てみようと思います!