宝塚月組「東京詞華集 『万華鏡百景色』」配信観劇。

お芝居に続いて、ショーも拝見。

東京詞華集（トウキョウアンソロジー）　『万華鏡百景色（ばんかきょうひゃくげしき）』

・・・読めん
栗田優香先生の、大劇場デビュー作。しかもショーです。

 (テレビ画面より)
万華鏡のような幕間のイメージ。

内容は（HPより）
東京…それは玉響（たまゆら）の人生が煌めく街。幾万の人生が交わる街。
江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と、刻一刻と景色を変えてきた万華鏡（ばんかきょう）の如き街“東京”を舞台に、そこで生きた人々の様々なドラマを映し出す現代的かつレトロなレヴュー作品。
トップスター・月城かなとを筆頭とする芝居心豊かな月組による、情感溢れる人間賛歌をお楽しみください。
この公演は、演出家・栗田優香の宝塚大劇場デビュー作となります。

 

この先生のお芝居のデビュー作、竹久夢二を描いた

「夢千鳥」

 

も配信で見ています。
この時も、大正ロマンあふれる世界観と、こだわりの衣装・・・

 

江戸から令和にかけて、東京を舞台に描くショー。
やはり、他の先生の世界観とは一線を画す。そして、芝居の組で上演されるショーということで、こだわりにこだわった感があります。
かつては、こういうお芝居仕立てのショーって、結構ありましたよね。

 

特に、オープニングの江戸時代。
全員勢ぞろいで、花火を堪能する場面。
全員の衣装も超個性的、そして、それに合わせるかのように髪型やメイクを変えているこだわりの組子たち。
カッコ良かったなぁ。

「現代」の場面のピンクとシルバーの衣装での総踊り。
そして、客席下り。
こんな光景、いつ以来だろう？
ちょっと涙が出て来ちゃったよ。
客席にいたら、感動して号泣してたかも

 

フィナーレ前の、大階段。
鳳月さんと、娘役の椎名林檎さんの曲でのダンス。
衣裳が黒と赤、資生堂の懐かしいCM、山口小夜子さんを彷彿とさせるメイクと衣装・・・ドキッとした。

 

 

華やかなんだけど、退廃的。
カラーなんだけど、グレー。
今はやりのJ-POPばかりじゃなくて、大橋純子さんの名曲「サファリナイト」が出てきたときは、この先生いくつ？と思っちゃった
上手く表現できないけど、いい意味で、ギラギラしてない組ではないので（語弊があったらゴメンナサイ）こういうのがピッタリくる気がする。正直、前回のラテンショーより、こっちの方が月組には合ってる気がする
この世界観、ラストまでの展開、選んでいる楽曲、こだわりの衣装（今回は特にこれ！）・・・・まさにツボにはまった！
独特の世界観を持っていた荻田先生や、ショー「BADDY」という傑作を生んでくれた上田久美子先生が退団された今、宝塚にとって、貴重な存在だと思います。

 

基本的に、クラシックな「レビュー」が好きなのですが、たまにはこういうのもいいですね。
「ニューレビュー」って感じ。

 

テーマ曲もいいね👍

「絶景かな～絶景かな〜」って、口づさんじゃう🎶

主要キャスト全員が、安定感と華やかさと大人の色気に溢れ、充実期を迎えてるなぁと。

いい時に退団…もう決めてたんでしょうね。

配信視聴のため、役名や芸名が出ないので、一人一人、輝いてる人を見つけるのが楽しいですね。
端役でも一言のセリフで惹きつけられる人、自分の見せ方を知っている人・・・

月組推しのせいか、贔屓目で見ているかもしれませんが、芝居の巧い子、歌の上手い人が多い気がする。
特に娘役。前回の公演で、エトワールを5人交代でやったんですよね（全員を見れなかったのが残念）。
きよら羽龍さんが宙組へ変わりますが、入れ替えで、天彩峰里さんが加入！
月組にさらに華やかさが増す気がする。期待感でいっぱい！

 

それにしても、やっぱ、お芝居、生ものはいいなぁ。
早く見に行きたいなぁと思いつつ、配信の良さに味を占めている今日この頃。

最後に。

退団会見ちょっと見ました。

「就任当時から5作と決めていた」

どこかで聞いたような…

天海さんだったか、壮さんだったか。

いずれにしても、いろんな思いはあるとしても、サッパリと、男前な感じが、お二人に似てる気がします。。

そして！

和希そら～なぜに退団😭

宙組から組替えになった時、多少嫌な予感はしてたんだけど…宙組の和希そらであってほしかった。

「夢千鳥」もう見られないじゃないかぁ💦

いっその事、月組に来て、天彩峰里ちゃんと再演してほしいよ。。