宝塚時代の天海祐希 。

今、ＣＳで'９５の『ＭＥ ＡＮＤ ＭＹ ＧＩＲＬ』を見ています。

・・・面白い

何より、やっぱり主人公ビルを演じている天海祐希がいいねぇ・・・

去年、同じ月組で２本見ました。
瀬奈じゅん版
霧矢大夢版
作品がいいだけに、どちらも楽しく見られました
それから今年は初の花組でも上演され、『宝塚の名作』になってきました

・・・が、はぎおにとってはやはり"ゆりちゃんのビル"が一番思い出深いです。

今では上司にしたい女性ランキングの上位に必ず上がるほど、女性からも、男性からも人気のある「女優」さんですが、何故だろう・・・はぎおにとっては女優というより今でも彼女の「男役」姿が強く印象に残っています。

基本的には「爽やか」「さっぱり」とした感じは今も昔も変わっていません。
宝塚当時はまだ若く、「男」というより「青年」役のイメージでしたが。

すべてを見ているわけではないけど、印象に残っているのは・・・
「川霧の橋」の清吉
「ベルサイユのばら」のアンドレ
「銀の狼」のレイ
「ＰＵＣＫ」のボビー
「エールの残照」のシャムロック
そして
「ミーアンドマイガール」のビル

かな。

ただ「美形」と言うだけでなく、やはり早くしてトップになっただけあって、若いのに芝居が巧い。（ダンスや歌はまぁまぁな感じだったけど）今ならまだ"若手""中堅"と称される学年で観客惹き付ける「巧さ」と「魅力」があるんだよなぁ～
表情・動き・・・・本当に自然で。逆に言えば若いだけに良くも悪くも「男役」らしさがない・・・彼女以降「ナチュラル」路線が浸透してきた宝塚だけど、その点では彼女に勝てるトップクラスの人は出てこないでしょうね

超特急でトップになり、９年目で退団してしまったので、宝塚ではあまり幅広い役を観ることができなかったのが残念
男の色気が漂う役とか(演じたレットバトラーはまだ若かったなぁ)悪役とか、そうそう、「エリザベート」のトートなんてどうだったろう・・・
もしかしたら宙組の初代トップになっていた(それはないか)想像すると楽しいですね

もちろん当時の仲間たち（麻乃佳世、久世星佳等など）とのコンビネーションが素晴らしかったからこそ輝けたのかもしれないけれど、もう少し彼女の「男役」を見ていたかったなぁ。
退団後の方が長くなってしまった今更、言っても仕方のないことだけど・・・