はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

ドラマ「共演NG」 。

2021-01-13 20:19:18 | 気になる:テレビ番組

テレビ東京の番組、なかなか着眼点が面白くて、好きです。
ただ、広島には、テレビ東京系の放送局がありません。
なので、話題の番組は運が良ければ他の各局で放送されるのですが、全く見る機会のないままのものもあります。(ネットで見ればいいんでしょうけど、なんかね

すごく興味を持っていた共演NGも、放送ないのかな・・・と思ってたら、なんと!大晦日 に一挙放送滅多にそういうのは見ないのですが、今回は朝から、掃除なんかそっちのけで見ちゃいましたよ


何が興味あるって、犬猿の仲の人たちでドラマを作るってこと。
トラブル必死じゃないですか。それだけで楽しそう
しかも、企画はあの秋元康さん。
一癖も二癖もあるに違いない!

 

さて、見始めると、音楽が「キリンジ」の堀込泰行さんじゃないですか!
もうカッコいい~

さて、ストーリーはこちら↓
再会の瞬間からバチバチと火花を散らし、長年の憎しみとプライドが交錯する2人。互いに意識しあう二人だったが、その後、25年前の「とある映像」がきっかけで、物語は思わぬ方向へと展開していきます。
なぜ2人は共演OKになったのか?ドラマの撮影は無事に最終回を迎えるのか?そして再会した2人の関係に変化は訪れるのか?25年前に言えなかった想いとは…?(テレビ東京HPより)

主人公だけでなく、出演者全員が、誰かと共演NGだったとは!
そこからワクワク

ヒーロー出身と2.5次元舞台の人気者
アイドルグループの先輩後輩
大御所俳優とかつてのその弟子

今の芸能界にも実際ありそうでねぇ・・想像が膨らみます

しかも、ドラマを指揮するのは「ショーランナー」と呼ばれる、完全な裏方。
脚本・制作・出演者の決定権などのプロデュース、スポンサーとの調整・・・すべてを取り仕切る人物。
テレビ局は、その指示に従うまで、という。



出演者同士の緊迫感はもちろんのこと、ドラマ制作の現状、不倫騒動、マスコミ対策、などなど、これは「2020年の芸能界・テレビ局の鬱憤」をすべて吐き出すかのような、風刺や自虐がふんだんに盛り込まれて、これは一気に見た方が集中できた気がします。

当初の「共演NG」問題は、3話であっさり解決し、ちょっと肩透かし気味でしたが、その後も問題山済みだったしね。

ドラマの中で、ドラマ制作現場と、その中で制作されるドラマを見る、というなんとも「複雑」な感じで。
全7話とはいえ、最後まで飽きなかったな~

 

出演者でいうと・・・中井貴一さんの、ドラマで制作中のドラマ内で見せる「昭和」っぽい演技と、休憩中の普段着の軽い芝居、そして一番ツボだったのが「困惑の顔」。もうあれは「顔芸」と言ってもいいかも。あの顔が出てくると、可笑しくて仕方なかった。いつの間にかすっかり「曲者」俳優ですね。

鈴木京香さんも、すっかり「コメディエンヌ」ですね。
そんな中でも、凛とした佇まいと、品の良さはさすがです。


こういう、コロナ禍の現場で、一番戸惑っているのは、芸歴の長い超ベテランの方だと思いますが、そんな中でも、里見浩太朗さんって、柔軟な対応ができる方なんだなって。どんなに歳を重ねても、新しいドラマに貪欲に出演されますよね。本当は、時代劇で拝見したいけれど、本数が少ないので残念でも、まだまだ「新たな顔」を見せてくださるベテランには頭が下がります。


すっごい怪しいショーランナー役には斎藤工さん。
もう、いい意味で普通の役が似合わない、なにか裏にありそうな役柄がピッタリになってきました。


それから、主人公2人を追及する芸能記者に、橋本じゅんさん。
最近、すごく痩せて、精悍になられましたが、ちょっと心配してました。
でも、この鋭さが、腹が立つほど嫌みな記者役がピッタリで。


一番のツボは、出演者やショーランナーに振り回されたテレビ局にの人たち。
真田丸で注目を浴びた迫田孝也さんは知っていたのですが、プロデューサーや監督、スタッフの人たちはあまり存じ上げなくて。でも、実際にいそうなんですよね、現場に。
こういう、まだまだ知らない脇の人たちがアタフタしているのを見て、自分もその現場でハラハラしているような気がして、このドラマも楽しいものになったかと。

 


ドラマでは、あのショーランナーさん、記者との対談では「全ては知らない」「現場での化学変化」と、あくまでも偶然を装っていましたが、ドラマを見ている側は、彼が全て情報を集めて、そこから脚本を書いていたことを知っています。大げさに描いているとはいえ、その一人が、別の部屋から現場を全てを動かしていくという、「情報化社会」の究極を垣間見て、ちょっとしたホラーを見ているようで、ちょっと怖くなりました。まさか、これって秋元さんがモデルじゃないですよね


コロナ禍でテレビ番組制作もだいぶ変わっていくとは思いますが、本当に「ショーランナー」という存在が日本でも定着するのでしょうか。

 

楽しみながらも、いろいろと考えさせられるドラマでした。
続編は・・・ないよね


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2 コメント

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面白かったです!! (かしまし娘)
2021-01-18 13:05:45
はぎお様
テレ東系って全国ネットじゃなかったのですね…。
故郷の大阪ではテレビ大阪としてあるもので、
津々浦々観られるものだとばかり思ってましたぁああ。
そんな中、一挙放送で観れてヨカッタ!!
あの面白さを共有出来るなんてぇえええ。

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Unknown (はぎお)
2021-01-18 21:33:51
>かしまし娘さん
ありがとうございます!
楽しかったですね~
そうなのです。実はテレ東系って、全国でも少ないんですよ!バラエティでも、ドラマでも、他局にない独自性が大好きなんですけどね・・・
逆に、一挙放送してくれたことに感謝!
そして、同じ時期に「共有」、なんだか嬉しいです😁
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